注目の45人塔登りバトロワ『Arkheron(アーケロン)』は国内コミュニティ作りに本気。初心者に寄り添う「メンター」など、骨太PvPゆえの入門ハードルにリリース前から配慮

次世代チームベースPvPゲーム『Arkheron(アーケロン)』では、国内でのコミュニティ構築を積極的に進めているという。

DRIMAGEおよびDRIMAGE JAPANがパブリッシングを担当する次世代チームベースPvPゲーム『Arkheron(アーケロン)』は、2月24日から開催される「Steam Nextフェス」に参加している。これにあわせ、本作の日本事業チームは「コミュニティビルドアップ」と称する取り組みを本格始動。正式リリースを前に、プレイヤー同士のつながりや情報共有の土台づくりを進めているという。

本稿では、「コミュニティビルドアップ」の取り組みの詳細とあわせて、その一環として先日開催されたコミュニティ向け座談会の模様をお届けする。印象的だったのは、まだ遊べる機会の少なかった本作に対する、プレイヤーたちの戦術理解度と熱量の高まりであった。

『Arkheron(アーケロン)』は、最大45人(15チーム)が巨大な塔を舞台に生き残りを競うチーム制バトルロイヤルだ。プレイヤーは記憶を失った存在「エコー」となり、3人1組でチームを結成。装備やモンスターが点在する各階層を探索しながら資源を確保し、ほかのチームとの戦闘を経て塔の最上階を目指す。上階へ進めるチーム数には制限があり、階層が進むごとに生存競争は激化。探索・潜伏・交戦が短いスパンで切り替わる緊張感が特徴だ。

本作は、2月24日から3月3日にかけて開催される「Steam Nextフェス」に参加中だ。2月21日には先がけてデモ版が配信されており、新エターナル2体や日本語ボイスの実装などが施された最新バージョンを、誰でも体験できる初の機会となっている(関連記事)。

そして今回、Steam Nextフェスの開催にあわせて『アーケロン』日本事業チームによる本作のコミュニティ形成への取り組みについても発表された。「コミュニティビルドアップ」と称して、公式Discordへのモデレーターの配置や、配信者向けの「クリエイターサポートキット」配布、遊び方を詳しく解説する公式noteの開設など、初めて参加するプレイヤーがより楽しく過ごせるような取り組みがおこなわれている。さらに、昨年のアルファプレイテストから本作を深く遊んでいるプレイヤーを「メンター」として認証し、よりわかりやすく『アーケロン』を楽しめるような環境整備が進められているとのことだ。

そして2月26日の19時からは、インフルエンサーやストリーマーが40名以上参加する公式大会「DOMINEX」も開催される。大会はリアルタイムでの配信を予定しているとのことで、詳細は「DOMINEX」公式Xを確認されたい。

プレスリリースより引用:
※一部参加者変更について
当初参加予定だった「胡桃のあ」さんにつきまして、諸般の事情により不参加となりました。
代役として「小雀とと」さんが参加となります。
楽しみにされていた「胡桃のあ」さんのフォロワーの皆様には深くお詫び申し上げます。

なおそうしたコミュニティ運営に注力するにあたって、先日には『Arkheron(アーケロン)』コミュニティ向けイベントとしてオフライン/オンライン双方で参加可能なハイブリッド形式での座談会がおこなわれていた。今回弊誌はイベントを取材する機会に恵まれたため、ここからはその模様をお届けする。正式リリースを控える本作の現在地、そしてプレイヤーコミュニティの高い熱量を確かめる場ともいえる一日となった。

都内某所で開催された今回のイベントは、過去のプレイテスト参加者を中心に招待されたプレイヤーが集い、本作をプレイしながら交流を深めるというもの。会場には5チーム、15名以上が来場し、オンライン参加も含めると40名を超える規模となった。歓談の場も用意され、開幕前は和やかな空気が流れる。とはいえ画面の前に座れば、そこにあるのは純粋な勝負の場だ。

まずはDRIMAGE JAPANの竹本氏が登壇し、これまでのフィードバックを反映した新バージョンの紹介がおこなわれた。イベント時点のバージョン0.15では、従来色分けのみだった各エターナル装備に専用のアイコンが追加。絶えず移動しながら装備を吟味する本作において、視認性の向上は状況判断の精度に直結する。実際の試合中も、装備の見分けがつきやすくなったことで、立ち止まって迷う時間が減っている印象を受けた。

そのほか、ピンの設置やビーコン起動時の日本語ボイスの追加、エターナル変身時の専用ボイスなども実装。情報伝達の効率と没入感の双方が底上げされている。試合前にはゲーム進行をより楽しめるようなクイズ大会も開催され、チーム内で和気あいあいと相談しながら答えを決める様子も見られた。嵐の前の静けさ、というよりは、戦いを前にしたアイドリングの時間といった趣である。

そして試合がスタートする。12月のプレイテストから約2か月が経過しているにもかかわらず、各チームは淀みない動きで装備を収集していく。「最初から無理にPvPを仕掛けるのは非効率」という認識が参加者のあいだで共有されていることがうかがえ、序盤は本格的な衝突は控えめだ。静かな立ち上がりの裏に、本作への理解度の高さがにじむ。

なおアップデートによりマップ構造は変化しており、エターナル装備を落とす中ボス「トーメンター」の数も増加した。その影響か、中盤には早くも4つのエターナル装備を揃え、変身を果たすプレイヤーが現れる。ビルド構築のスピードが上がったことで、試合展開も一段と速くなった印象だ。

序盤こそ緊張した面持ちだったプレイヤーたちも、試合が進むにつれて徐々にヒートアップ。「ダーラ装備あるよ」「デストロイヤー連れてきた」など具体的な指示が飛び交い、チーム内で状況を共有しながら動く様子が見られた。戦闘中には歓声や悔しげな声も上がったが、敗北したチームもすぐに席を立つことはなく、そのまま観戦を続けていたのが印象的。本作は見下ろし型視点を採用しており、キャラクターの位置取りやスキルの使いどころが俯瞰で把握しやすい。観戦中も会話が自然と生まれ、次の戦略を確認し合う姿が多く見られた。

ハイライトとなったのは、最終試合での展開だ。最終階で残った2チームの一騎討ちとなり、お互いの持つすべての能力やアイテムを総動員した激戦が繰り広げられた。そして一時は3対1の状況に追い込まれたチームが、ダウンした仲間を立て直しつつ反撃し、そのまま逆転。オンライン参加チームが勝利を収める結果となった。ドラマチックな展開に会場からはどよめきが上がり、試合は大きな盛り上がりのうちに終了した。

試合後には、DRIMAGE JAPANの竹本氏による質疑応答がおこなわれた。まずスキルレベルの近いプレイヤーとのマッチングについては、今後ランクマッチの実装を予定しているとのこと。また現時点で公式大会の予定はないものの、コミュニティ主導の大会へのサポートや「クリエイターサポート」施策の実施を検討しているという。今後の展開次第では競技的な広がりも見込めそうだ。

さらに、プレイヤー数が安定すれば、メインのバトルロイヤル「アセンション」以外のモード追加の可能性もあるようだ。視野角や装備性能の変更といった細かな調整も継続しており、今年のリリースに向けて鋭意開発中とのこと。最後には新エターナル「ツボ」「ペネロペ」のキービジュアルも公開され、さっそく見た目から能力を予想する声が上がっていた。なおこの2体に関しては、すでに配信中のデモ版で実装済み。それぞれの装備品や能力の詳細も明かされている(関連記事)。

今回のイベントで印象的だったのは、プレイヤーの熱量と理解度の高さだ。『アーケロン』は昨年9月と12月にプレイテストがおこなわれたばかりで、座談会の時点では実際に触れられる機会はまだ限られていた。それにもかかわらず、各チームは序盤の立ち回りやビルド構築の習熟度が高く、終盤の攻防でも息の合った連携を見せていた。

プレイ機会がまだ多くない段階で、ここまで戦術の共有や分析が進んでいるのは興味深い。早くもプレイヤー側では、本作の競技化に向けた土台が形成されつつあるように見えた。今後本作が正式リリースされプレイヤー層が広がったとき、この熱量がどこまで高まっていくのか、期待したい。

Arkheron(アーケロン)』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。現在開催中の「Steam Nextフェス」にも参加しており、3月3日までは本作を誰でも体験可能となっている。

「Arkheron(アーケロン)」ストアページ
Steam:https://store.steampowered.com/app/3333850

「Arkheron(アーケロン)」公式ホームページ:https://arkheron.drimage.com/ja/
「Arkheron(アーケロン)」日本公式X:https://x.com/ArkheronJP
「Arkheron(アーケロン)」日本公式Youtube:https://www.youtube.com/@ArkheronJP
「Arkheron(アーケロン)」公式Discord:https://discord.gg/arkheron

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Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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