メモリ品薄で今度は「SSD」が高騰中。まさかの約40万円まで値上がりする製品も
PCのメインメモリに続き、SSDにも高騰の波が押し寄せている。

昨今ではAI分野での需要急増により、半導体メモリ製品が世界的な品薄に陥っている。DRAMを用いたPCのメインメモリの高騰が注目されるなかで、NANDフラッシュメモリを用いたSSDにも高騰の波が押し寄せ、話題となっている。
パソコン工房郡山うねめ通り店の公式Xアカウントは、約1週間前に14万5780円であった「WD_BLACK SN850X」8TBモデルが、昨日より税込38万9980円で販売されていることを伝えた。もともと高価な製品とはいえ、ストレージが最上位グラフィックボード級の価格となっていることには驚きだ。
ほかにもソフマップの公式Xアカウントは2月2日、Western DigitalのハイエンドSSD「WD_BLACK SN8100」4TBモデルの価格が、同社の通販サイトにて税込26万5980円となっていることを報告した。同製品はこれまで8万円台で推移してきたが、年末年始に数万円の値上がりを見せたあと、2月に入ってから突如十数万円の大幅な値上げがおこなわれている状況だ。
なお「WD_BLACK SN850X」は先述の通りもともと高価であり、いわゆるハイエンドモデルに相当。さらに「WD_BLACK SN8100」についてはPCI Express 5.0に対応している最新のフラッグシップモデルともいえ、こちらも相応に高価な製品だ。しかしゲーミング向けSSDのメインストリームモデルである「WD_BLACK SN7100」についても大きな値上げが確認されている。パソコン工房の通販サイトでの記事執筆時点の価格を見ると、1TBモデルが3万7880円、2TBモデルが7万4980円、4TBモデルが14万9980円となっている。それぞれ価格がここ数か月で2~3倍になったかたちだ。
ところで、こうしたメモリ製品の値上がりは、すぐには解消されないとの見解が強まっている。昨年12月に、半導体大手Micronが「Crucial」ブランドとして展開していたコンシューマー向け事業から撤退することを発表(関連記事)。その際には、SamsungやSK Hynixなどの競合大手は2027年上半期まで供給不足は続くとの見方を示し、供給過剰に陥るリスクを避けるためにも増産への投資には消極的なスタンスを見せていた(Wccftech)。

またメモリの価格上昇にともない、グラフィックボードも急騰。先日にはBTOのゲーミングPCの相場価格が1か月で数万円規模、パーツ構成によっては30万円以上上昇したとの報告も上がっていた(関連記事)。SSDの価格高騰によって、そのような傾向はさらに強まるとみられる。これからパソコンの購入やパーツの換装を考えている方は、パソコン製品販売店によるSNS等での発信も参考に、適切な時期を見極めることが重要となりそうだ。
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