“50万本売れてる”人気惑星サバイバル『StarRupture』は、「ジャンルごちゃ混ぜなのに調和とれてる」からウケた。開発元スタッフが爆発的ヒットの理由を探る
Creepy Jarが1月6日より配信している『StarRupture』は50万本の売上を記録する人気を博している。本作が人気を博した理由について、開発元スタッフが分析した見解を伝えている。

デベロッパーのCreepy Jarが1月6日より配信している『StarRupture』について、1月17日には50万本の売上を達成したことが伝えられた。この理由について、同社のビジネス開発/マーケティングディレクターのMarcjanna Lipińska氏が分析をおこない、ゲーム市場調査会社GameDiscoverCoが取り上げている。
『StarRupture』は最大4人での協力プレイに対応する、オープンワールドサバイバルゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲームは日本語表示に対応している。舞台となるのはRapture星系に存在する未知の惑星「Arcadia-7」。プレイヤーはClaywood社のもとで強制労働を科せられた囚人として、この惑星へと送りこまれる。恒星Raptureは非常に不安定であるため、一定時間ごとに活性化し、熱波が惑星の地表を焼き尽くす。プレイヤーは天変地異とも呼べる環境変化に順応し、この惑星で生き延びなければならない。
本作は昨年から複数回テストプレイが実施され、今年1月6日についに早期アクセス配信開始された。リリース後はさっそく人気を博し、ピーク時には約4万2000人がプレイするなどの盛況を記録(SteamDB)。なお現在でもピーク時には1万人をこえるプレイヤーが集っている。また評価面も好調で、現時点では約7100件中81%が好評を投じ、「非常に好評」ステータスを記録している。
本作は、リリースから2週間足らずの1月17日に、50万本の売上を達成した。ロケットスタートといって差し支えない売上だろう。そんな本作の状況について、Marcjanna Lipińska氏が分析をおこなった。同氏は開発元Creepy Jarのビジネス開発/マーケティングディレクターを務めており、今回GameDiscoverCoの取材に対し見解を述べている。
同氏によると、『StarRupture』はより手軽に楽しめる工場建設ゲームを作ろうとして手がけられたという。本作の工場建設要素は各企業に指定の品を納品することでレベルアップし、報酬が獲得できるという方式だ。生産ラインなどを構築するにあたっては、設備に電力を供給する必要がある。とはいえ、本作はレールや土台同士を接続することで、設備への電力供給もまかなうことが可能。また発電はソーラーパネルでおこなわれるため発電用の燃料も不要で、エネルギー供給ラインの構築に頭を悩ませず、カジュアルに建設ができるシステムと言える。
一方で本作は広大なオープンワールドの探索や危険な生物との戦闘も盛り込まれている。工場建設ゲームに不慣れな層でも、他の要素を楽しみつつゲームを進行できるわけだ。Creepy Jarは、そうして気軽な工場建設を本作に盛り込んでいったのだろう。

またLipińska氏は、本作は単に複数のジャンルの要素を取り入れただけでなく、差別化ポイントも盛り込まれた結果、魅力的になったという見解を示している。本作については、タイトルにも盛り込まれている「Rupture(破裂)」がアイデアとしてあったようで、これは一定時間ごとに熱波を放つ惑星というかたちで実装されたようだ。ジャンルがごちゃ混ぜになりながらもゲームプレイでは調和がとれ、そこに唯一無二の要素も加わることで人気を獲得したのだろう。
そのほか建設要素においては、ベルトコンベアではなくドローンを用いるように工夫されている。ドローンはコストが高い代わりに空輸ということで遠距離での輸送に適しており、自由度も高い。レールなどとの使い分けも建設要素における奥深さとなっている。

ちなみに本作を手がけたCreepy Jarは、オープンワールドサバイバルクラフト『Green Hell』を過去にリリースしている。同作はアマゾンの奥地にて、毒持ちの虫や危険な野生動物の脅威を逃れつつ、行方不明の妻を探すためにサバイバル生活をしていくタイトルだ。『Green Hell』は販売本数が1000万本を超えた大ヒット作品であり、特にサバイバル要素については『StarRupture』にもノウハウなどが活かされているのだろう。
加えて昨年に複数回実施されていたプレイテストでは、3000人超のプレイヤーが集まる盛況を博し、約90%の好評率も記録。こうした事前に寄せられた期待の大きさに、通常価格2999円と比較的お求めやすい価格が合わさり、勢いづいたスタートとなったのかもしれない。
ところで、本作はゲームプレイの単調さ、コンテンツ量の少なさが一部指摘されている側面がある。UIやチュートリアルなどについても、簡素なためにゲームの内容を把握しづらいとする声も存在。ただ、こうした課題についてGameDiscoverCoは、いずれも早期アクセス期間を活かすことで改善可能との見方を示している。Creepy Jarが掲げているロードマップにおいても、新武器、新資源、新施設、新たな戦闘システムなどが盛り込まれる予定であることが記されているほか、機能面ではUI/UXの改善や、各種アクセシビリティが拡充されていく旨も伝えられている。より充実したゲームプレイになることが予告されており、本作の更なる盛り上がりには期待が寄せられるところだ。
『StarRupture』はPC(Steam)向けに配信中だ。
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