SFカルト教団ホラー『ONTOS』発表。ホラーゲームの名手Frictional Gamesが描く、狂気の実験が繰り返される月面ホテル探索

パブリッシャーのKepler InteractiveとデベロッパーのFrictional Gamesは12月12日、『ONTOS』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam/Epic Gamesストア）/PS5/Xbox Series X|Sで、2026年にリリース予定。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『ONTOS』はSFミステリー・ホラーゲームだ。舞台となるのはサムサラという名の「月面ホテル」。主人公の父親はカルト教団の予言者で、聡明だが正気を失っている人物だった。親子は疎遠だったが、あるとき主人公は父親の過去を求めるための旅に出る。そうして主人公は、自分の現実が崩壊するような体験をすることになるという。

本作ではパズルを解きながら、月面基地サムサラを探検していくことになるとのこと。サムサラは放棄された採掘コロニーと高級ホテルの廃墟の上に建てられており、巨大な迷宮のようになっているとのこと。対立する複数の派閥が縄張り争いを繰り広げるなかで、カルト教団について調査を進めることになるようだ。

またサムサラの中では科学と信仰が融合した組織が作られており、奇妙な実験がおこなわれているという。実験は倫理の境界線を超えるようなもので、プレイヤーは存在の本質といった、究極の疑問に向かい合うことになるとのこと。プレイヤーがよかれと思ってとった行動が、悲惨な結果をもたらすこともありえるそうだ。

本作を手がけるFrictional Gamesはスウェーデンに拠点を置くゲームスタジオだ。これまでには『Amnesia』シリーズや『SOMA』など、高評価を得たサバイバルホラー作品を多く手がけている。本作『ONTOS』は『SOMA』の精神的後継作となるそうで、同スタジオらしい哲学的なテーマを交えた恐怖体験が楽しめそうだ。

『ONTOS』はPC（Steam/Epic Gamesストア）/PS5/Xbox Series X|S向けに、2026年にリリース予定だ。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。