基本プレイ無料オープンワールド『風燕伝:Where Winds Meet』では、“パンツ一丁で走る特訓”が人気。熱血系半裸ランニング集団
『風燕伝:Where Winds Meet』では、“半裸でランニングする訓練”が注目を集めている。

NetEase Gamesは11月15日、『風燕伝:Where Winds Meet』を配信開始した。本作では、クリアで報酬が得られるさまざまなアクティビティが用意されているが、なかでも“半裸でランニングする訓練”が注目を集めている。
『風燕伝:Where Winds Meet』は、オープンワールド武侠アクションRPGだ。舞台となるのは、五代十国時代の中国。唐の滅亡から北宋成立へと向かう激動の時代に、プレイヤーは故郷を失った若き剣士として冒険を繰り広げる。150時間を超えると謳われるボリュームや1万人以上のNPCとの関わり、本格的な戦闘要素などが盛り込まれた壮大なスケールが特徴だ。ソロプレイに加え、最大4人でのオンラインマルチプレイも可能となっている。

本作は中国向けに2025年初頭頃からサービスを開始。今年3月時点で、登録プレイヤー数が3000万人を突破したことも報告されていた人気タイトルだ(游民星空)。そしてグローバル版が11月15日にリリースされ、先日11月24日にはSteamでの最大同時接続プレイヤー数が25万人を突破するなど、さっそく大きな賑わいを見せている(SteamDB)。
本作ではプレイヤーキャラにさまざまなステータスが存在しており、プレイを通して強化することが可能。このうち「体幹」のステータスを上げる方法として、半裸でほかのプレイヤーと一緒にランニングするという方法をあるユーザーが紹介し、注目を集めている。
このランニングによる体幹上げは「天泉の特訓」だ。本作ではメインクエストやサブクエストのほか、マルチプレイ要素も含んだアクティビティ系コンテンツが存在。天泉の特訓は、仙の港から忘仙郷までの区間を天泉弟子というNPCたちと一緒に走ることで、報酬が得られるというアクティビティになっている。そして天泉弟子たちは、男性キャラであればパンツ一丁、女性キャラであればタオル一枚といった格好で走っており、このアクティビティに挑戦している間はプレイキャラクターの衣装も同じ半裸のものへと強制変更されるのだ。
天泉の特訓はシングルプレイのほか、マルチプレイモードでも挑戦することができ、その場合には他のプレイヤーと一緒に走ることになる。服を脱いで掛け声とともに大勢で走る絵面がシュールだとして、SNSなどで話題を博している。

プレイヤーはコースを2周走り、その中で掛け声を4回出すことで毎日報酬を獲得可能。基本の報酬としては、四海の箋40、体幹ポイント、通宝5000、キャラ経験値3000を受け取ることができる。またマルチプレイでは、ほかのプレイヤーよりも先に掛け声を出すことで「先導」判定となり、ボーナス報酬として体幹値が追加1ポイント分、最大10回まで得られる。体幹は本作において武器や防具の装備条件として設定されている値。天泉の特訓では基本報酬とボーナス報酬を合わせると、毎日体幹値が合計2ポイントもらえるため、序盤の体幹稼ぎに適した意外と実用的なコンテンツとして話題となっているようだ。


また本作では美男美女系のデザインのキャラクターが多い点も特徴。キャラクターメイクでもそうしたプリセットがさまざま用意され、容姿端麗なキャラクターを作りやすくなっている。そんな本作にて半裸で集団ランニングするという「スポーツ根性もの」のような無骨な特訓方法が用意されているシュールさは、ユーザーの笑いを誘っているのだろう。
なお、天泉の特訓にはメニューから直接参加できるほか、現地で走り回っている天泉弟子に話しかけることでも参加可能。あるRedditユーザーは道端で戦闘中、偶然通りかかった天泉弟子たち一行と位置が被り、話しかけて意図せず特訓に参加することになってしまった様子だ。彼らに話しかけた途端、衣装が半裸へと強制的に変更されるため、半裸でランニングする集団に突然脱衣させられ、そのまま“連行”されてしまったという奇妙なシーンも話題を呼んでいる。
ところで先日には、本作のあるクエストで発生するミニゲームに失敗した際、プレイヤーを理不尽に襲う強すぎるガチョウが話題となっていた(関連記事)。基本プレイ無料かつ膨大なボリューム、高品質なグラフィックで多くのプレイヤーを集めている本作であるが、作中に散りばめられている一風変わったネタ的な要素も魅力といえそうだ。
『風燕伝:Where Winds Meet』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに基本プレイ無料にて配信中だ。




