ラスボス企業を“破壊する”RPG『さよならエバーアフター』来年1月24日発売へ。『ペーパーマリオ』の影響受けた、ターン制「打倒巨大企業」バトルRPG

HypeTrain Digitalは11月23日、『さよならエバーアフター』を日本時間2026年1月24日にリリースすると発表した。本作は絵本の世界を冒険する、ターン制アドベンチャーRPGだ。

パブリッシャーのHypeTrain Digitalは11月23日、アドベンチャーRPG『さよならエバーアフター(Escape from Ever After)』を日本時間2026年1月24日にリリースすると発表した。対応コンソールはPC(Steam)およびPlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch。インターフェイスおよび字幕は日本語表示に対応する。

『さよならエバーアフター』は、任天堂の『ペーパーマリオ』シリーズに着想を得たアドベンチャーRPGである。舞台は絵本とおとぎ話の世界。かつて穏やかな日々が続いていたが、現実社会の巨大企業「エバーアフター, Inc.」により侵略され、資源と安価な労働力を奪われてしまう。ある日、主人公フリント・バックラーは、宿敵ドラゴン、ティンダーの城へ踏み込むが、城は炎と財宝の砦ではなく、無気力でコーヒー中毒の従業員が働くオフィスと化していた。エバーアフターによって“乗っ取られた”絵本の世界を目にしたフリントは、世界を取り戻すべく同社に就職し、企業内部からの破壊を試みる。

本作は章ごとにジャンルが変化するという。ストアページの説明によれば、絵本の世界に飛び込んで、エバーアフターの悪行を止めることになるようだ。エバーアフターの魔の手はラヴクラフト作品のような世界から、ノワールミステリー作品、おとぎ話の森などが存在するとのこと。またトレイラーでは港町のようなステージや氷山、洞窟などさまざまなステージを探索する様子がうかがえる。

戦闘システムにはターン制バトルを採用。キャラごとに異なるスキルや武器などを用いて敵を倒すことになる。属性攻撃や武装解除のような状態異常なども存在するとみられ、相性などを考慮して、臨機応変に戦う必要があるのかもしれない。そしてスキルなどで攻撃する際には、『ペーパーマリオ』や『マリオRPG』シリーズのアクションコマンドのように、タイミングよく入力することで強力な攻撃もできるようだ。そのほかバッジによるビルド要素などの要素も確認できる。

また、オフィス会話、同僚支援、昇進制度といった「企業文化」を題材にした要素も搭載。オフィスを飾り付けることもできるようで、より心地よい拠点に改造することもできそうだ。他にもサイドクエスト、宝物、隠された秘密など、豊富な探索要素も含まれるとのこと。

そんな本作について、2026年1月24日に発売されると今回発表されたかたちだ。本作を手がけるのはカナダ・モントリオールに拠点を置くSleepy Castle Studio。同スタジオはもともと2人のチームで2019年頃から本作の開発を進めていたのだという。

開発が進行するにあたっては、2022年11月にKickstarterでクラウドファンディングも実施。『ペーパーマリオ』にインスパイアされた作品として期待が寄せられていた本作は、1か月で目標支援額の4万カナダドル(約445万円、以下現在のレート)の2倍以上となる約9万2600カナダドル(約1030万円)を集めていた。そんな話題の作品のリリース日がついに発表されたということで、発売後の盛況度合いにも注目されるところだ。

『さよならエバーアフター(Escape from Ever After)』は2026年1月24日に発売予定。対応コンソールはPC(Steam)/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch。なおSteamでは現在デモ版がダウンロード可能だ。

Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

記事本文: 3