基本プレイ無料大型オープンワールド『風燕伝:Where Winds Meet』Steam同接14万人超の爆発的スタート。「無課金で全部遊べる」AAA級骨太アクション
NetEase Gamesは11月15日、『風燕伝:Where Winds Meet』を配信開始した。

NetEase Gamesは11月15日、『風燕伝:Where Winds Meet』を配信開始した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5で、基本プレイ無料。
本作は、オープンワールド武侠アクションRPGだ。舞台となるのは、唐が滅亡してから北宋が成立するまでの、多数の王朝や政権が興亡した「五代十国時代」の中国。権力闘争と陰謀が渦巻く乱世にて、とある悲劇的な出来事によって故郷を離れざるを得なくなった若き剣士として冒険を繰り広げる。ソロプレイのほか、最大4人のフレンドを招待してのオンラインマルチプレイ要素も用意されている。

広大なオープンワールドのマップには、賑やかな都市から古代の遺跡、神秘的な秘境まで20以上の地域が存在。プレイヤーを動乱の中心に巻き込んでいくメインクエストがある一方で、サイドクエストが散りばめられている点も持ち味だ。150時間を超えると謳われる、ボリュームの豊富なやり込み要素を備えている。このほか時間や天候の変化も表現され、都市のNPCたちがそれぞれ独自のスケジュールや役割をもって生活しており、一部NPCとは自由なチャットでAI生成による会話を楽しめる点も特徴となる。
本作は中国向けに先行配信され、今年2月にはプレイヤー数が1500万人を超えていることも伝えられていた人気作だ(関連記事)。このたびそんな本作がグローバルリリースとなった。Steamではさっそく同時接続プレイヤー数が14万人を突破(SteamDB)。先行配信時点から話題を博していたこともあってか、絶大な人気を誇っていることがうかがえる。
本作は“AAA級”と評する声もみられるほど上質なグラフィックや音楽を備えている点が特徴。またアクション面はパリィにあたる「受け流し」を主体とするシステムになっており、タイミングよく受け流しを決めることで敵のゲージを削っていくと、やがてダウンさせて大ダメージを与えることができる。そうしたアクション面については、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』になぞらえつつ好評を寄せるレビューもみられる。

またアクション性の高いバトルを備えつつ難易度設定や補助機能も細やかに用意されており、総じて基本プレイ無料作品とは思えないといった評価が集まっている。本作では基本的に課金によってゲームプレイにかかわるいわゆるPay-to-Win要素がなく、外見変更系の有料コンテンツが中心。高品質かつボリュームのあるゲームプレイを無課金で遊びつくせる点も評判に繋がっているとみられる。
一方で本稿執筆時点でのSteamストアレビューは2172件中好評率が68%の「賛否両論」ステータスと伸び悩みを見せている様子。不満の多くはキャラクターが1人しか作れず、作り直しもできない点に向けられているようだ。本作では幅広いキャラクタークリエイトが可能な点も特徴。とはいえキャラクタークリエイト画面とゲーム内の見え方の違いから、キャラクターの作り直しも需要としてあるだろう。
現状でのいちど作ってしまうと作り直しがきかない仕様に批判が寄せられており、公式もそうした不満の声に改善を進めるとの返答をおこなっている。グローバルリリースされたばかりということもあり、今後のアップデートや盛り上がりの継続にも期待したい。
『風燕伝:Where Winds Meet』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに基本プレイ無料にて配信中だ。




