迷宮ダンジョン探索RPG『Paper Dungeon』、日本人気が凄いので日本語対応決定。1000人以上の日本ユーザーが待ちわびる

NiBo Gamesは10月8日、発売予定の『Paper Dungeon - Deep Down』を日本語対応させると発表。ウィッシュリストの登録数割合にて、日本ユーザーが多かったためだという。

デベロッパーのNiBo Gamesは10月8日、発売予定の『Paper Dungeon – Deep Down』について、ゲーム内対応言語に日本語を加えると発表した。本作はPC(Steam)向けに2026年リリース予定だ。

『Paper Dungeon – Deep Down』はダンジョン探索RPGだ。本作の舞台となるのは、1980年代のTRPG風の迷宮。プレイヤーは生と死の狭間に囚われ、どういうわけかこの迷宮に入り込んだようだ。迷宮は「監督者(Overseer)」によって作り上げられているといい、地下墓地、錬金術の研究室のほか、蜘蛛に覆われた託児室などの階層が存在する。監督者によって都度作り変えられる迷宮を探索しつつ、ダンジョンの真実に迫ることになるという。

ゲームプレイにおいては、『ウィザードリィ』や『ダンジョンマスター』のように、一人称視点でダンジョンを探索する。ダンジョンには罠やテレポート装置のほか、秘密の部屋なども存在しており、探索を通じてそれらを見つけていくことになる。また“ジョークのような仕掛け”も用意されており、ゲームプレイを一変させる要素になるとのこと。先の読めない緊張感ある探索が楽しめそうだ。

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そして戦闘はターン制で展開。パーティーは12人のヒーローのうち、4人を選択し編成が可能で、70以上のアビリティや数百種にもわたるアイテムを活用しつつ、敵を撃破する。そのほか、ステータスや状態異常の種類が豊富なことも特徴で、本作ではこれらを活かした戦術が特徴となっている。たとえば油を撒き、火を放てば燃焼の状態異常になったり、濡れた敵には感電が有効となったりする。

そんな本作について、開発元のNiBo Gamesは10月8日、本作が日本語に対応する旨を発表した。本作はもともと今年4月3日にお披露目され、4月29日にSteamストアページが公開された。

NiBo Gamesによれば、ストアページが公開されてから現在までに、ウィッシュリスト登録者数は2000人に到達したといい、そのうちの60%が日本ユーザーだったそうだ。そのためストアページ公開当初は日本語表示に対応していなかった本作ながら、リリース時から日本語に対応するとの発表が正式におこなわれたかたち。

本作のように、国内人気の高まりによってローカライズが進む例は過去にもあり、工場自動化&リアルタイム戦略ゲーム『Oddsparks』はTHQ Nordic Japanによる「日本語対応応援プロジェクト」によりウィッシュリスト登録数が積み重なり、日本語対応が決定(関連記事)。農場カエルサバイバー『生きて、カエル君!』では、リリース後も日本からのウィッシュリスト登録の状況を鑑み、アップデートで日本語に対応するといった一幕も見られた(関連記事)。

『Paper Dungeon – Deep Down』でも同様に国内人気の高まりを受けた対応が今回決定した。本作はまだ発表段階であり、紹介されたゲームプレイやビジュアル、舞台設定などが国内ユーザーの心を早々に掴んでいるものと思われる。2026年のリリースが早くも心待ちにされている模様だ。

『Paper Dungeon – Deep Down』はPC(Steam)向けに2026年発売予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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