PS5『ゴースト・オブ・ヨウテイ』で、「クマが本当に恐ろしい」と悲鳴上がる。北海道なので
『ゴースト・オブ・ヨウテイ』のプレイヤー間で、本作のクマの恐ろしさについて話題に上っている。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは10月2日、『ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei)』(以下、ヨウテイ)を発売した。対応プラットフォームはPS5。本作にて登場する「クマ」の恐ろしさに、さっそくプレイヤーからの悲鳴が上がっている。
本作は、『ゴースト・オブ・ツシマ』(以下、ツシマ)の流れを汲むオープンワールドアクションゲームだ。『ツシマ』では13世紀後半の対馬が舞台になっていたのに対し、『ヨウテイ』の舞台は1603年、蝦夷地と呼ばれていたころの北海道だ。蝦夷富士とも称される羊蹄山を抱く地での冒険が繰り広げられる。

主人公である女武芸者の篤(あつ)は、家族の仇である無法者「羊蹄六人衆」を討つべく、復讐心に燃える一匹狼。蝦夷地の民からの依頼や賞金首探しなどで路銀を稼ぎつつ、羊蹄六人衆の情報を集める旅を繰り広げる。篤がどのように戦い、苦境を乗り越え、名を残すのか。プレイヤーの選択次第で、篤の生き様は変わっていく。
前作『ツシマ』に続いて本作でも美しい自然の描写が持ち味となっており、オオカミやキタキツネなど豊かに生息する野生動物との交流も描かれる。一方で危険な動物もおり、なかでも「クマ」は早くもプレイヤー間に強烈な印象を与えているようだ。

『ヨウテイ』の舞台は北海道ということでクマのモチーフはヒグマとみられる。ランダムで各地に出現するほか、固定で出現する探索地点も存在。序盤でも遭遇する相手であり、やけに強いことから話題を博している。防御や受け流し不能の赤い光を伴う攻撃を連発してくるうえ、難易度「普通」でも序盤であれば体力の大半を削ってくる獰猛ぶりだ。近接戦ではこちらの強攻撃でも怯まず、装備が整わない序盤になすすべもなくやられたという報告がさっそく散見される。
なお、現実の対馬にはクマはいないものの、前作『ツシマ』にもクマは登場しており、ツキノワグマがモチーフとみられる黒々としたデザインになっていた。『ヨウテイ』のクマよりも体は小さめ。こちらも赤い光を伴う攻撃を繰り出してくるものの、隙も分かりやすく、近接戦闘でも十分対応できる相手であった。

対して『ヨウテイ』のクマは体力も高く、反撃の隙がほとんどないほど攻撃は苛烈。また序盤で入手しやすい半弓では頭部を狙っても一撃で倒すことはできず、徒歩ではそのまま距離を詰められてやはり苦戦を強いられる。特に序盤では人間の敵の比ではないほどの強敵といえるだろう。
ちなみに馬に乗れる場所であれば、馬上から引き射ちすることで安全な対処も可能。ただ馬で立ち入れない探索場所を陣取っているクマもおり、迂闊に立ち入ると厳しい戦いを強いられるため注意したい。

北海道に舞台を移し、さまざまな点でパワーアップを果たした本作。クマも北海道ならではの“ヒグマ仕様”になり、さっそく猛威を振るっているようだ。なお本作では攻略ルートがプレイヤー次第であり、序盤から蝦夷地のさまざまな地を訪れることができる。このなかでは半弓以上にクマに有効な武器も見つけられるかもしれない。クマがいる探索場所は後回しにして、まずは別の場所から攻略を進めていくのもいいだろう。
『ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei)』はPS5向けに発売中だ。