本格ミステリーADV『ダークオークション』来年1月29日発売へ。記憶を復元する奇妙なオークションで、父の秘密と真実に迫る
『ダークオークション』はPS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、2026年1月29日に発売予定。

グッドスマイルカンパニーおよびイザナギゲームズは9月18日、『ダークオークション』を2026年1月29日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPS5/Nintendo Switch/PC(Steam)。発表にあわせて、コンソール向けパッケージ版の予約も開始されている。
『ダークオークション』は、古城に閉じ込められた参加者たちが奇妙なオークションに参加する、本格ミステリーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、1981年のドイツ。メインキャラクターのノア・クロフォードは、幼い頃に母に捨てられた記憶をもつ18歳の少年だ。彼は売れない作家である父レオナルドと2人で暮らしていた。レオナルドは独裁者Xの研究に没頭しており、どんなにお金に困っても研究を続けていた。
そんなある日、ノアたちのもとにオークションの招待状が届く。独裁者Xにまつわる品が出品されると知ったレオナルドは、ノアの反対を押し切ってオークション会場の古城へ向かう。しかしその後、予定の日になっても父レオナルドは帰ってこなかった。父を迎えに古城をに訪れたノアは、そこで衝撃的な光景に遭遇。古城に閉じ込められたことをきっかけに、参加者たちと共に奇妙なオークションへと参加する。出品物にまつわる謎と父の隠していた大きな秘密に迫る、命がけのオークションが繰り広げられる。


ノア・クロフォードの巻き込まれたオークションは、いくつかのシステムやパートによって展開されていく。まず本作では、3Dで表現された古城を自由に探索できる。探索では、古城内に散らばる手がかりを入手。出会った参加者たちとの会話では、選択肢によって得られる情報が変化するそうだ。アイテムやキーワードを集めたあとは、「ワードクラウド」システムによる推理で情報を整理。キーワードを推理・考察して、物語の真相へと迫る。
また本作でおこなわれるダークオークションでは、落札するモノの対価は記憶となっている。落札者はEPOと呼ばれる記憶再現装置で自らの記憶を提供。記憶と引き換えに、なにかを落札するわけだ。しかし参加者たちは秘密やトラウマを抱えており、記憶には不鮮明な部分や誤った部分も存在する。提供された記憶が不完全であればオークションは失敗となるため、プレイヤーはオークションパートにて、正しい記憶も明らかにしていく。オークションが成功すると、真実の物語や出品物にまつわる物語も展開される。本作では会話や探索で情報を集め、推理によって謎を解き明かして、奇妙なオークションを成功に導くのだろう。

Steamのストアページによると、本作はフル音声に対応。ノア・クロフォード役を河西健吾さん、レオナルド・クロフォード役を小山力也さんが務めるなど、声の表現によって謎めいた物語が彩られている。
制作陣としては、本作では原作およびシナリオを鈴木理香氏が担当している。同氏は『殺人倶楽部』や『アナザーコード』シリーズ、『ウィッシュルーム 天使の記憶』などに携わってきたクリエイター。本作は多数のADVに携わってきた同氏が携わる新作となるわけだ。また開発・販売はイザナギゲームズ、キャラクターデザインは『GANGSTA.』を手がけた漫画家のコースケ氏、音楽は小見山優子氏が努めている。
『ダークオークション』はPS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、2026年1月29日発売予定だ。発表にあわせて、9月19日よりコンソール向けパッケージ版の予約が開始。パッケージ版は通常価格税込5940円となっており、早期予約特典として全9種のランダムトレーディングカードが付属。店舗特典も用意されている。また本作は、一般向けには9月27日より2日間開催予定の「東京ゲームショウ2025」に試遊出展予定。会場ではステッカーのプレゼントキャンペーンも実施されるそうだ。