
『Starfield』新DLC名“匂わせポスト”にコミュニティ盛況。名前だけなのに広がる考察
『Starfield』の新DLCの名称を匂わせる投稿がおこなわれた。

Bethesda Softworksは9月6日、『Starfield』の2周年を記念するメッセージをXに投稿。添えられた動画には、先日開発中であることが発表された新DLCの名前とみられるワードが隠されており、コミュニティはさっそく考察を深めている。
『Starfield』は、Bethesda Game Studiosが手がけるオープンワールドアクションRPGだ。舞台となるのは、人類が太陽系外に進出した2330年の世界。プレイヤーは希少なアーティファクトを探し求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険することになる。宇宙船は細部までカスタマイズ可能だ。

本作は2023年9月6日にリリース。本日2025年9月6日はちょうど2周年にあたり、『Starfield』の公式Xアカウントでは、これを記念するメッセージが動画とともに投稿された。
動画は一見「Happy Aniversary」と表示されるだけの短いものだが、後半には映像の乱れが発生しており、なにやら黄色の背景の上に文字が浮かび上がっているようだ。これを繋ぎ合わせてみると「Terran Armada」になるとして、ユーザーの間ではこれが先日存在が明かされた第2弾DLCのタイトルではないかと話題になっているのだ。
本作に向けては、発売の約1年後となる2024年9月にDLC「Shattered Space」が配信されたものの、その後は調整がメインの小規模アップデートが配信されるのみであった。一方で、先日8月28日には開発者インタビュー動画「Developer Spotlight」が公開され、詳細はまだ明かせないとしつつも、新たなDLCが開発中であることが、Bethesda Game Studiosにてリードクリエイティブプロデューサーを務めるTim Lamb氏から語られていた(関連記事)。
そうしたタイミングであったこともあり、謎のフレーズはその第2弾DLCの名前だと考えられているのだ。「Terran Armada」は日本語では「地球人艦隊」などと訳せそうであり、Redditでは「地球にフォーカスしたDLCになるのではないか」との予想などが投稿され盛り上がりを見せている。
『Starfield』の世界では、地球は100年以上前から、人類が居住できない不毛の惑星と化している。重力ドライブの実験の影響で、地球の磁気圏が消滅。大気の組成が変化したため生命は存在することができなくなり、地球脱出ができなかった大多数の人類は命を落としたとされている。ゲーム内では荒廃した地球を探索することも可能で、廃墟として残されているNASAの施設などを訪れることができ、残された資料を通してそうした歴史を知ることが可能だ。

ちなみに、作中では太陽系の惑星である地球を表す言葉として、「Terra」ではなく「Earth」が一貫して用いられているが、多くのSF作品において「Terran」は「地球人」を指す単語として使われることから、本作においても地球を脱出した人類の末裔を指していると考えられそうだ。数世代を経た彼らのコロニー船団と邂逅し、敵対する可能性もあるのではないかとの考察もおこなわれている。ストーリーを通して語られた地球にまつわるエピソードを、さらに掘り下げる内容となるのかもしれない。また、宇宙船などのメカニクスに重点を置いた新要素実装に期待する声もあるほか、作中に登場するコーヒーショップ「TerraBrew Coffee」の生い立ちが語られるとの大胆予想も飛び出している。
まだ名前だけ、それもDLCのものと確定したわけですらないものの、“匂わせ”のような新情報にコミュニティは大きく沸き立っているようだ。どのようなDLCとなるのか、続報にも期待される。
『Starfield』はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに配信中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。
