
「北山宏光」主演・実写本格サスペンスゲーム『AKIBA LOST』発表。撮影映像20時間超えの大作ザッピング群像劇
イザナギゲームズは9月2日、本格実写群像劇マルチアングルサスペンスゲーム『AKIBA LOST』を発表した。

イザナギゲームズは9月2日、『AKIBA LOST』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/PC(Steam)で、2026年発売予定。発表にあわせて、公式サイトなども公開されている。
『AKIBA LOST』は、未解決事件にまつわる実写ゲームの発表をきっかけに再び不可解な失踪事件が起こる、本格実写群像劇マルチアングルサスペンスゲームである。本作の世界では、13年前に秋葉原で通称「アキバの神隠し」と呼ばれる未解決事件が発生。6人の少女たちが姿を消したのだという。
本作の主人公である新城⼤輝は、かつて天才クリエイターと呼ばれていた人物だ。彼は1年に1度開催されるゲームショウで、「アキバの神隠し」を題材とした新作ゲーム『AKIBA LOST』の開発を宣言。ゲームの出演者としてサブカルチャータウン「秋葉原」を象徴する多彩な顔ぶれを集め、制作を進めようとする。しかし、『AKIBA LOST』の開発発表をきっかけに、不可解な失踪事件が再び起こり始める。新城の元には「ゲームの開発を中止しろ、さもなくば悲劇は繰り返される」という脅迫電話が届き、妹の葵が失踪。出演者たちが演じるはずの物語は、やがて現実を侵食し始める。
キャラクターとしてはそれぞれ作中ゲームの出演者として、メイドカフェで働く妹の葵、地下アイドルの長門ここね、グルメライターの黒須萌、巫⼥である神保千尋、コスプレイヤーの遊佐若菜、ゲーム配信者の倉橋佑季美が登場。13年前の神隠し事件にまつわる、奇怪な失踪事件が繰り広げられる。

「アキバの神隠し」にまつわる物語は、本格実写群像劇マルチアングルサスペンスゲームとして展開されていく。プレイヤーは、主人公の新城と女性キャラクター6名の視点を切り替えながら、事件の真相へと迫るという。公称プレイ時間は約20時間。ゲームプレイの詳細については明かされていないものの、物語の結末を決める選択は、プレイヤーの手に委ねられているそうだ。また本作には、主人公の新城⼤輝役として、タレントの北⼭宏光さんが出演。ゲームの出演者である女性6名のキャラクターを演じる演者などは、今後1人ずつ発表されていくそうだ。約10万枚のスチル画像や20時間超えの撮影動画による、実写映像によって物語が展開される点も特徴だろう。

本作はイザナギゲームズ、日本テレビ、コンテンツ制作会社の日テレ アックスオンの3社によって制作されている。プレスリリース内のプロデューサーコメントによると、イザナギゲームズの梅⽥慎介氏は、実写ゲーム『デスカムトゥルー』を2020年にリリースした後、次は長編かつ群像劇の実写ゲームを作りたいと動き出し、5年の歳月をかけて座組を調整。日本テレビおよびアックスオンと、作品づくりの最初からミーティングを重ねて本作を作ってきたのだという。撮影は、ドラマや映画で百戦錬磨のスタッフたちが集結して実施。その後にゲーム開発を続けて、今回発表となったそうだ。日本テレビの梅澤宏和氏、アックスオンの柴⽥裕基氏および伊藤裕史氏によるプロデューサーコメントも公開されている。
イザナギゲームズ 梅⽥慎介氏 (ゲーム『デスカムトゥルー』『冤罪執⾏遊戯ユルキル』)
映画のような実写ゲームというコンセプトで『デスカムトゥルー』というゲームを世の中に出したのが2020年6⽉でした。次は⻑編、群像劇の実写ゲームを作りたいと動き出し、5 年の歳⽉をかけ座組みを整え、⽇テレさん、AX-ONさんと作品づくりの最初からロングミーティングを重ねて作ってきたのがこの『AKIBA LOST』です。
ドラマ、映画で百戦錬磨のスタッフが集結して連⽇撮影を続けました。その後ゲームの開発を続け、そして遂に本⽇情報を発表することができました。
作品内で主⼈公の新城はゲームクリエイターとしてこの『AKIBA LOST』の完成に向けて動き出すのですが、新城役の北⼭宏光さんは実際に現場を引っ張りこの実世界の『AKIBA LOST』を完成に導いてくれました。
イザナギゲームズと⽇本テレビ、AX-ON、そして出演者、スタッフ渾⾝の作品、⻑編本格マルチアングルサスペンス『AKIBA LOST』を皆様ぜひお楽しみに!
AX-ON 柴⽥裕基氏 (ドラマ「ブラッシュアップライフ」「何曜⽇に⽣まれたの」)
ドラマ制作を⽣業としてきた⾃分に、「実写ゲームを制作する」という選択肢が現れるとは、全く予想していませんでした。
私たちは⽇々、数えきれないほどの“選択”を繰り返しています。⽬の前に現れた選択肢から⼀つを選び、また次の選択へ… その無限に続く積み重ねの結果、時に「もう巻き戻せない今」に気づかされることもあります。
⼀⽅で、現代には「スピード重視で、早く選んで⾏動し、トライ&エラーを繰り返すのが正解」という空気感も漂っています。それも確かに⼀理あります。しかし、⼀つのボタンの掛け違いで取り返しのつかない結果を招くこともある。だからこそ、「⼈⽣における選択」をテーマに物語を紡ぎたいと思いました。
このゲームは、プレイヤーである“あなた”が登場⼈物7⼈の⼈⽣を借りながら、次々と現れる選択肢に向き合い、選び取り、物語を進めていきます。
主⼈公を演じてくださるのは、俳優業、アーティスト業をはじめ、エンターテインメントの世界でマルチにご活躍されている北⼭宏光さん。ゲームの世界は初挑戦とのことでしたが、その柔軟な姿勢、そして作品づくりへの強い情熱に、私たちも⼤きな刺激を受けました。舞台は、東京が世界に誇るサブカルチャーの街・秋葉原。ゲームクリエイターである主⼈公(あなた)が下す選択の先に、どんな結末が待っているのか― ぜひ体験していただけたら嬉しいです。
『AKIBA LOST』 が、皆さまの⼈⽣における⼀つの“選択肢”となれるよう、チーム⼀ 同、全⼒で制作いたします!
⽇本テレビ 梅澤宏和氏(コンテンツ戦略本部 事業局 ミュージック&アーティストセンター)
初めて実写ゲームの話を聞いたとき、「⾯⽩そう!」と直感しました。ゲームの世界は⾨外漢でしたが、だからこそテレビが培ってきた映像演出⼒や物語構成⼒を活かせると思いました。
この挑戦にあたっては、イザナギゲームズさんのゲーム制作の知⾒が⼤いに助けとなりました。テレビとゲームの融合によって⽣まれたのが「AKIBA LOST」です。
撮影もゲームならではの難しさがありましたが、北⼭宏光さんは驚くほど器⽤に、そして深く役に⼊り込み、すべてのシーンにリアリティを与えてくれました。彼の存在が、この作品の“核”になっています。
「AKIBA LOST」 はテレビだからこそ。作れた、そしてイザナギゲームズさんだからこそ完成できた作品です。ぜひ、あなた⾃⾝の選択で、この物語を動かしてみてください!
AX-ON 伊藤裕史氏(映画「近畿地⽅のある場所について」「君と世界が終わる⽇に」)
私は⻑年ドラマ・映画を作り続け、数え切れないほどの涙や笑顔や⼈の⼈⽣を描いてきました。その経験を今度はゲームの世界に注ぎ込みます。画⾯の向こうにいるのは、単なるキャラクターではありません。彼らには想いがあり、葛藤があり、あなたの選択ひとつで未来が変わっていきます。時に⼼を震わせ、時に胸を締めつける瞬間が訪れるでしょう。ドラマ・映画制作のスペシャリストたちが仕掛けるこの実写ゲームは、台本に縛られたストーリーではありません。選ぶたびに新しいシーンが⽣まれ、あなただけのドラマが紡がれていきます。
そして本企画の中⼼的な役どころを担って頂いた北⼭宏光さんは、俳優としての確かな演技⼒に加え、アーティストとして幅広い活動を通じて多くのファンに⽀持されています。その存在感と表現⼒が、作品世界をより豊かにし、実写ゲームの要となると確信し、起⽤をお願いしました。
そうして完成した『AKIBA LOST』。これはゲームでありながら、⼈⽣の⼀幕を体験するような物語です。あなたの感情が動いた分だけ、物語は鮮やかに⾊づいていきます。ぜひ、この世界で“あなた⾃⾝のドラマ”を演じてください。
『AKIBA LOST』はNintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/PC(Steam)向けに、2026年発売予定だ。本作関連では、9月24日に通常版および完全受注生産となるスペシャルコレクションボックスの予約が開始予定。9月25日より開催予定の「東京ゲームショウ2025」にも出展予定とされている。
