PS5本体、アメリカにて急遽値上げへ。アメリカでも約8万円レベルに

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは現地時間8月20日、アメリカでのPS5販売価格を値上げすると発表した。日本国内を含め、他地域での値上げ予定はないといしている。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は現地時間8月20日、アメリカにおけるPS5の販売価格を値上げすると発表。各製品の価格が50ドル(約7400円)引き上げられるかたちだ。

今回の価格改定では、アメリカ向けの希望小売価格が上昇。現地時間8月21日より、PS5/PS5デジタル・エディション/PS5 Proについて、それぞれ50ドル値上げとなる。値上げ後の希望小売価格は以下のとおり:

PS5:549.99ドル(約8万1000円)
PS5デジタル・エディション:499.99ドル(約7万3700円)
PS5 Pro:749.99ドル(約11万1000円)

価格改定の背景として、PlayStation.Blogによると、SIEは多くのグローバル企業と同様に厳しい経済状況を乗り越えようとしているとしつつ、苦渋の決断として希望小売価格を引き上げるに至ったという。なお今回の値上げはアメリカでの価格に限ったものであり、他地域での値上げ予定はないとのこと。またDualSenseなどのアクセサリーについても、今回は値上げの対象外となっているようだ。いずれにせよ値上げの前日での発表であり、米国のユーザー間で波紋を広げている。

なお日本においてPS5本体は、今回と同様に経済情勢の変動などを理由として2024年9月に希望小売価格が上昇していた(関連記事)。さらにPS5だけでなく、他コンソールでも値上げはおこなわれており、今年5月にはXbox Series X|Sが、市場環境と開発コストの高騰を受けてアメリカ、ヨーロッパ、日本などで値上げされていた(関連記事)。またカナダ・アメリカではNintendo Switch本体の価格が今年8月に引き上げられていた(関連記事)。

ちなみにアメリカにおいては、トランプ米大統領による「相互関税」が現地時間8月7日に発動されたばかり。各社は値上げの理由として関税について言及していないものの、関税引き上げの影響も考慮された可能性はある。いずれにせよ世界的にコンソールは値上げ傾向にあり、今後の動向も注目されるところだ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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