リアル港湾作業シム『Docked』発表。巨大クレーンいろいろ運転、コンテナ積み下ろし・メンテ&修理・ビジネス拡大までする多忙ゲーム
Saber Interactiveは8月14日、港湾作業シミュレーションゲーム『Docked』を発表した。

デベロッパーのSaber Interactiveは8月14日、港湾作業シミュレーションゲーム『Docked』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、配信時期は未定。
本作は、貨物船が訪れる大きな港にて、コンテナの積み下ろしなど港湾運送事業をおこなう作品だ。港湾の管理者としてビジネスを再建・発展させていく。

『Docked』の舞台となるのは、ポート・ウェイクと呼ばれる港だ。ここは家族経営の港湾のようで、巨大ハリケーンによる被害を受けたことで、主人公は父親に代わって事業を切り盛りすることに。港を再建し、事業をさらに拡大させることを目指す。そのためには港湾作業をおこないながら、契約を締結して新しい物流チェーンを構築し収益を確保したり、設備に投資したりといったこともこなす必要がある。
コンテナの積み下ろし作業は、ガントリークレーンやトランスファークレーンといった専用の大型クレーンなどを駆使しておこなう。クレーン上部にある運転席から真下を見下ろすようにして操作する、リアルな体験ができるようだ。貨物は取り扱いに注意が必要であり、慎重にロープを取り付けて、狭い空間で正確に動かすスキルが求められるという。


プレイヤーはクレーン以外に、フラットベッドトレーラーの運転もこなす。荷台にコンテナを積み込む際には、荷重配分に注意する必要があるそうだ。またそうした貨物の配送は、契約の優先順位に基づいて効率的に遂行していく。港湾はリアルなサイズとスケールで構築されており、すべてのタスクが日常業務のパズルにおける重要なピースになっているとのことだ。
港湾の敷地内には、コンテナの積み下ろしをしたり保管したりといったエリアのほか、トラック輸送や鉄道輸送に関わるオフィス、発電設備、燃料供給設備などが存在。たとえば、コンテナの保管可能数を増やしたり、新たなクレーンなどを導入したりといったアップグレードが可能だ。また、土地を購入して港を拡張すれば事業の拡大につながる。
このほか、各種設備の修理や整備をおこなうことも仕事のひとつだ。専用のツールを駆使して、設備の各部位に損傷がないか確認できるようだ。事業を安定して続けていくためにも、定期的に点検することが大事になる。
本作の開発元Saber Interactiveは、多種多様な作品をリリースしているなか、『MudRunner』や『SnowRunner』『RoadCraft』といった作業車両系のシミュレーションゲームを手がけていることでも知られる。今回の発表ではその点について強調されており、本作『Docked』はそれらの流れを汲む新たな作品として位置づけられているようだ。
『Docked』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。配信時期は未定だ。