『モンスターハンターワイルズ』無料タイトルアプデ第2弾では、闘技大会の不正対策さらに強化へ。“明らかな不正者”は自動シャットアウト

カプコンは6月4日、『モンスターハンターワイルズ』のタイトルアップデート第2弾にて予定されている、討伐タイムを競うクエスト関連の不正対策について発表した。

カプコンは6月4日、『モンスターハンターワイルズ』のタイトルアップデート第2弾にて予定されている、討伐タイムを競うクエスト関連の不正対策について発表した。あわせてイベント報酬の配布方法にも変更が加えられている。

本作のタイトルアップデート第2弾は、今夏に配信予定。ラギアクルスと見られる追加モンスターが実装予定のほか、武器の重ね着なども導入される見込み。


今回カプコンは、そんなタイトルアップデート第2弾における討伐タイムを競うクエスト関連の不正対策の強化について発表した。本作では4月に配信されたタイトルアップデート第1弾にて、闘技大会クエストが実装。チャレンジクエスト「竜谷の跡地のドシャグマ」が期間限定で配信され、ゲーム内報酬として3種類のチャームが用意されていた。

当初は参加賞のほか、ランクS取得者への報酬と、レコードランキング1万位以内に入賞したプレイヤー向けの報酬が用意。しかし不正と見られるタイムが続出したことを受け、健全なランキングを提供できていなかったとして1万位以内入賞という条件が撤廃。本来ランクS賞であったチャームがイベント参加賞に繰り下げられ、1万位入賞の報酬がランクS賞に変更された(関連記事)。


一方で今回の発表によると、タイトルアップデート第2弾からは「ランクA賞」を新設し、イベント参加賞・ランクA賞・ランクS賞の3種類の配布方法に変更される見込み。1万位入賞の報酬は同アップデート以降も撤廃されるわけだろう。ランクA賞の新設に伴い、ランクS賞の基準も見直されるそうだ。

また不正対策については同アップデートでも強化。明らかに不正なクリアタイムに関しては、ランキングに登録されないようにするとともに、該当ユーザーに対して自動で利用制限措置が行われるという。利用制限を受けた場合、制限を受けた時点から各種ランキングにクリアタイムが登録されないようになり、イベント報酬も配布されなくなる。集計期間においても不正なクリアタイムの調査および除外を行なうとともに、該当ユーザーに対してのアカウント停止または利用制限措置を順次実施するとしている。

不正と見られるタイムが続出したことを受けて、条件が変更されていたチャレンジクエストのイベント報酬。「竜谷の跡地のドシャグマ」に続く「吹き荒べ、閃煌の嵐」においても、1万位入賞報酬が撤廃された影響で、参加賞がふたつで、ランクS賞がひとつという条件になっていた。タイトルアップデート第2弾以降は配布条件が改められつつ、1万位入賞報酬は正式に撤廃される格好だ。一般のプレイヤーが不正者によって報酬を逃すといった影響を受けないようにする方針とみられる。また不正によってタイムアタックの健全性が損なわれている点はユーザー間でも問題視されており、今後も厳格に対応がおこなわれていくわけだろう。

モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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