あなたの「ストラテジーゲーム」はどこから?プレイヤーに訊いてみる連載・紅のたっかー編。マルチ対応モバイルストラテジーでも絆は強くなる
なぜストラテジーゲームを配信することになったのか。

2Kは6月に『シヴィライゼーション: 時代と盟友』を配信予定だ。対応プラットフォームはiOS/Android。配信に先立って、プレイヤーたちに「シヴィライゼーション」および「ストラテジーゲーム」との出会いを聞く連載を開始する。つまり『シヴィライゼーション: 時代と盟友』のPR連載シリーズである。
今回お話を聞くのは、『信長の野望』シリーズの解説や実況で人気の紅のたっかーさん。なぜストラテジーゲームを配信することになったのか。そして配信者として活動する前に検討していた意外なタイトルとは。
歴史が好きで初めてプレイした『信長の野望』に熱中
――自己紹介をお願いします。
紅のたっかー(以下、たっかー)氏:
2020年からストラテジーゲームを中心に、動画投稿や実況プレイをしている紅のたっかーと申します。タイトルとしては『信長の野望』シリーズをメインにプレイしていて、モバイルストラテジー『信長の野望 覇道』の解説動画なども投稿しています。『シヴィライゼーションVI』と『VII』も何度か配信したことはあります。
――初めてプレイされたストラテジーゲームを教えてください。数字の管理など初心者には難しいジャンルだと思いますが最初から楽しめましたか?
たっかー氏:
高校生のときに据え置き機でプレイした『信長の野望』が初めてのストラテジーゲームですね。もともと歴史が好きで日本史選択だったこともあり熱中してました。当時はそんなに攻略サイトが充実していなかったので、ゲームシステムやコツなどはプレイしながら体で覚えました(笑)
――なるほど、初めてプレイされたモバイルストラテジーはどうでしょう?
たっかー氏:
モバイルストラテジーは『信長の野望 覇道』が初めてでした。それまでに『信長の野望』や『三国志』といったストラテジーゲームをプレイしてたこともあり、モバイル独自のシステムもすんなり受け入れることができましたね。ただ、プレイヤーが所属できる同盟やギルドに相当する「一門」というシステムがあって、そのメンバーからはいろいろと分からないという話を聞くことがありました。そういった内容を解説動画として投稿していた側面もあります。なので、モバイルストラテジーの初心者には難しいジャンルという印象もありますね。
コアなストラテジーファンとの交流を楽しむ
――ストラテジーゲームのどんなところに魅力を感じますか?
たっかー氏:
歴史好きの私にとっては、知っている偉人や武将が登場して歴史をより深く学べるというところに魅力を感じてます。『信長の野望 覇道』に関しては、オンラインマルチプレイができる歴史系のストラテジーゲームというのが当時あまりなかったので、いろんな人とコミュニケーションしながら遊べるのは非常に魅力でしたね。
――私自身はクラシックなゲーマーで、ストラテジーゲームは一人でやるものという先入観が強かったので、取材を通じてマルチプレイ要素を求める人が多いのは意外でした。やっぱりみんなでやる方が楽しいですか?
たっかー氏:
マルチプレイはやっぱり楽しいですよ。『信長の野望 覇道』ではシーズンごとに攻城戦イベントの上位報酬として強い武将や装備などを入手できます。それを取るために一門のメンバーとどう動いていくか、リアルの仕事や予定とどう折り合いをつけるか、という感じでみんなで目標に向かってプレイするのが楽しいですね。とはいえ私は配信者なので、視聴者との交流が楽しさの中心になるかもしれません。プレイしながら仲間たちや敵対メンバーからコメントを貰えたり。あとは、ストラテジーゲームはプレイヤーの母数が少ないからこそコアなファンが多いと思うので、そういう方たちと交流を深められるのが非常に楽しいところですね。
――モバイルストラテジーでも人とのつながりは強くなるのでしょうか?MMORPGなどでギルドメンバー同士が仲良くなるというのはイメージ湧くのですが。
たっかー氏:
私ではないですけど、オフ会を開いて仲良くなったり、『信長の野望 覇道』で知り合って結婚したという話も聞いたことありますね。そういうつながりもありつつ、配信者としてはライブ配信でつながった方と交流できることが魅力でもあり、本当に楽しいですね。
『信長』と『パワプロ』の二択だった
――ストラテジーゲームはシューター系などと比べると実況プレイには不向きなジャンルだと思っています。それでもストラテジーゲームを中心に配信されてる理由を教えてほしいです。
たっかー氏:
一番の理由は好きだからなんですよね。私が配信を始めようと思った時の候補が、『パワフルプロ野球』(パワプロ)シリーズと『信長の野望』シリーズだったんですよ。
――すごい二択ですね(笑)
たっかー氏:
どちらもロングセラーなシリーズなので、ある程度はコアなファン層がついているだろうという予想を立てました。そのうえで、どちらも検索すると『信長の野望』の方が、配信者が少なかったんですね。好きな『信長の野望』をプレイしつつ、もしかしたらチャンネル登録者も増えるかもしれない。というのがストラテジーゲームで配信を始めた率直な理由です。
――なるほど。
たっかー氏:
なのでストラテジーゲームを選んだというよりは、『信長の野望』の配信がスタートでして、そこからストラテジーゲーム中心の活動になったという感じです。また、私が配信を始める前に『ポケモン+ノブナガの野望』の動画を投稿する方がいまして、その動画が好きで2周くらい見てました。その影響も多少はありますね。でも一番はやっぱりストラテジーゲームが好きだからです。
――実況との相性はどうでしょう?
たっかー氏:
これまでストラテジーゲームばかりやってきたので喋りにくいと感じたことはないです。また、シューター系やアクションゲームのように画面や状況が目まぐるしく変化するタイプのゲームではないので、プレイしながら雑談しやすいというのはあるかもしれません。武将の知識などを一人で喋ったりもしてるので、ストラテジーゲームが実況に不向きだと思ったこともないですね。ただ、ストラテジー実況が好きな視聴者層は少ないとは思います。
――少ないからこそ配信やゲーム内で出会ったプレイヤーとの絆が強くなりそうですね。
たっかー氏:
それは確かにありますね。『シヴィライゼーション: 時代と盟友』も、『信長の野望 覇道』を一緒にプレイしているメンバーで一緒にやりたいなと思ってます。ゲーム内ではリアルタイムでチャットコミュニケーションできるので、別のゲームを一緒にやってる方も結構いますね。チャットといえば、昔ハマっていた『荒野行動』のボイスチャットで交流するのも非常に楽しかったので、ストラテジーゲームにもボイスチャットがあってもいいかもしれません。
モバイルストラテジー識者から見る『シヴィライゼーション: 時代と盟友』
――『シヴィライゼーション: 時代と盟友』に期待するポイントや、どういう風に遊んでいきたいですか?
たっかー氏:
1同盟のメンバー上限が多いという話を聞きまして、そこについてはあまりイメージが沸いてません。同盟の中でもいろんな役割があると思うので、そういうところを配信などを通じて魅力を伝えられたらいいなと思ってます。
――識者のコメントですね。
たっかー氏:
従来のソロプレイのストラテジーゲームだと時間をかけて考えて動けるじゃないですか。リアルタイム系のモバイルストラテジーでは期間が決まってて、メンバーの中で自分が逆算して動かないといけないので、そこが面白さの一つだと思います。また、約5年間活動してきて『信長の野望』以外のモバイルストラテジーをいくつもプレイしてきました。そういうモバイルストラテジープレイヤーとしての観点で、『シヴィライゼーション』がどう落とし込まれてるか伝えていきたいですね。
――専門性が高くて参考になります。ありがとうございました。
『シヴィライゼーション: 時代と盟友』はiOS/Android向けに6月に基本プレイ無料で配信予定だ。