『餓狼伝説 City of the Wolves』、ガナッチとマルコの「想定していないコンボ」が修正へ。発売前に発見された“即死コンボ”にさっそく対処
SNKは4月23日、『餓狼伝説 City of the Wolves』に向けて修正パッチを近日中に配信すると予告した。「サルバトーレ・ガナッチ」や「マルコ・ロドリゲス」の一部技のキャンセルタイミングなどが修正されるという。

SNKは4月23日、『餓狼伝説 City of the Wolves』に向けて修正パッチを近日中に配信すると予告した。「サルバトーレ・ガナッチ」や「マルコ・ロドリゲス」の一部技のキャンセルタイミングのほか、「テリー・ボガード」のコスチュームによる性能差が修正されるとのことだ。
本作は、対戦格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズの最新作だ。歴代の人気キャラクターや新キャラクターが参戦し、新たなバトルシステムも導入。サウスタウンを舞台にギースの遺産を巡る物語が展開されるアーケードモードや、クロスプレイ対応のオンライン対戦モード、サウスタウン制覇を目指す1人プレイ用RPGモードなどが収録される。本作では4月21日よりデジタル版のアーリーアクセスが開始されており、盛り上がりを見せている。
そんな中、本作の公式Xアカウントは4月23日、修正パッチを近日中に配信すると予告。公式Xのポストによると、修正内容は以下の3点となるようだ。
キャラクター「サルバトーレ・ガナッチ」
「マジカルステップ」のキャンセル可能となるタイミングが想定より早い
※これにより想定していないコンボが成立する
■修正内容
マジカルステップのキャンセルタイミングを修正
キャラクター「マルコ・ロドリゲス」
コンビネーションアタックにて意図していないキャンセル可能な技がある
※これにより想定していないコンボが成立する
■修正内容
・コンビネーションアタックから遠距離強キック(フェイント)にキャンセルできないように修正
キャラクター「テリー・ボガード」のDLCコスチュームver.
以下の技がデフォルトコスチュームver.と性能に差異がある
・強版バーンウェイブ
・REV版バーンウェイブ
■修正内容
・強版バーンウェイブの硬直をデフォルトコスチュームと同じ性能に修正
・REV版バーンウェイブヒット時にREVアクセルができない不具合を修正
修正内容を見るにガナッチやマルコの”即死コンボ”が主に修正されるようだ。ガナッチは本作初登場のコラボキャラクター。実在のEDMプロデューサーSalvatore Ganacci氏をモデルに、本作内に忠実に再現したキャラクターだ。発売前はその突飛なコラボや、本人のMVを再現した技モーションなどが話題となったが、アーリーアクセス後はその運び性能から意外に実用的なキャラとしても人気を集めていた。また、マルコは旧作からの続投キャラ。いわゆる道着系キャラで、スタンダードな性能をもちつつ根強い人気を誇る。
どちらもアーリーアクセス初日に“即死コンボ”、つまり相手を倒し切るまで継続できるコンボが発見され、コミュニティ内でも話題を集めていた。公式もそうした状況を認識していたようで、永久パターンに用いられていた技の仕様が不具合として修正されることが、発売前に告知された格好だ。修正は近日中に行われるとのことで、続報も注目したい。
『餓狼伝説 City of the Wolves』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに4月24日発売予定だ。デジタル版向けに、先行アクセスも実施されている。