魔法釣りバトルRPG『Nice Day For Fishing』5月30日配信へ。パリィや魔法を駆使してフィッシング、ドラゴンや邪神も釣り上げる
Team17は4月12日、『Nice Day For Fishing』を5月29日に配信すると発表。本作は実写動画シリーズ「Epic NPC Man」のスピンオフ作品にあたる、魔法釣りバトルRPGだ。

パブリッシャーのTeam17は4月12日、『Nice Day For Fishing』を5月29日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5。ストアページの表記によると、少なくともSteamでの配信は時差の関係で5月30日になるようだ。
『Nice Day For Fishing』は釣りをテーマとしたRPGだ。舞台となるのは架空のMMORPGの世界Azerimである。冒険者たちで賑わっていたAzerimだったが、とある魔法のトラブルが発生。冒険者がみな姿を消し、ただのNPCだった釣り人の Baelinが唯一の冒険者となってしまう。プレイヤーは釣りしかできない Baelinとして、いろんな物を釣りながら悪と戦う旅に出ることになる。
本作の釣りはRPG風のバトルとして展開。魚の攻撃をブロックしつつ、釣り竿を引いてダメージを与えていくことになる。魚の攻撃時に釣り竿を引いていると大ダメージを受けてしまうが、攻撃の直前にブロックすればパリィとなり、被ダメージが大きく下がる。またさまざまな魔法が用意されており、釣りバトル中に体力を回復したり、魔法で魚にダメージを与えることもできる。RPGらしいいろんな要素を活用しながら、魚の体力をゼロにして釣り上げることを目指すのだ。
釣り針は魚を釣る用のもの以外に、磁石やドリルといったツールも存在。水底の財宝を磁石で釣ったり、ドリルで水中の壁に穴をあけたりと、謎解きにも釣りを活用することになるようだ。また釣り竿や糸を強化することで深層まで釣り糸を垂らすことができるようになり、より危険で手ごわい魚を狙えるようになるという。
冒険中に集めた資源は、破壊された主人公の故郷の町の再建に使うことが可能。町の建物をアップグレードすることで、新たなクエストや装備が解除されるという。クエストによってはドラゴンや邪神など、強力なボス魚と釣りバトルになることもあるようだ。そうして装備やスキルをアップグレードしながらクエストをこなし、故郷の町Honeywoodの再建を目指すことになるとのことである。


本作を手がけるFusionPlayはドイツに拠点を置くデベロッパーだ。過去には主にVR向けのゲームを開発しており、農場シム『Across the Valley』や子猫アドベンチャー『Konrad’s Kittens』などを制作している。ピクセルアートが活用されている本作『Nice Day For Fishing』は過去作とは異なるスタイルだが、温かみのある作風などは同スタジオの持ち味が活かされていそうだ。
ちなみに本作『Nice Day For Fishing』は、YouTubeで展開されている実写動画シリーズ「Epic NPC Man」のスピンオフ作品である。同シリーズはニュージーランドに拠点を置くYouTubeチャンネルViva La Dirt Leagueが手がけており、一般的なRPGをパロディした内容が特徴。複数の動画が数百万再生されるなど海外を中心に広く人気を集めており、2021年には約4000万円の予算を投じたという短編映画も制作されている。本作『Nice Day For Fishing』はそんな「Epic NPC Man」の公式ライセンスを受け、同シリーズのキャラクターが登場する作品として制作されているようだ。
『Nice Day For Fishing』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5向けに、5月30日に配信予定だ。