実写臨場感バイク旅・観光ゲーム『風雨来記5』発表、7月31日発売へ。グルメと恋愛のバーチャル4週間三重旅行

『風雨来記5』は、駆け出しルポライターとして4週間に渡って三重県を巡る、旅アドベンチャーゲームである。

日本一ソフトウェアは3月14日、『風雨来記5』を発表。7月31日発売すると告知した。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switchで、通常価格は税込7920円。発表にあわせて、公式サイトも公開されている。

『風雨来記5』は、駆け出しルポライターとして4週間に渡って三重県を巡る、旅アドベンチャーゲームである。本作の世界では、三重新聞の主催で三重をテーマとしたメディア対抗記事コンペ「みえコン」が開催されようとしていた。駆け出しのルポライターである主人公は、みえコンに参加するため三重県を訪れる。バイクに乗って各地を巡り、キャンプ生活をしながら記事を書く、4週間の取材旅が繰り広げられる。

旅雑誌のライターである主人公は、バイクでの移動と取材を繰り返しながら、三重を旅する。本作では、まずツーリングモードでバイクに乗り、目的地まで移動する。同モードは、実際の道路で撮影された実写映像と共に展開。360度カメラで撮影されているため、視点も自由に操作可能とされている。実際の風景を見ながら走っていくような、リアルなツーリングが待ち受けている。

目的に着いたら、アドベンチャーモードでネタを探していく。実写映像で表現された観光地や温泉、史跡などが取材可能とされている。三重県内の各スポットでは、小ネタや歴史など、現地に訪れたような多彩な情報が展開。記事の作成などに使える写真の撮影機能も用意されているそうだ。また三重各地をじっくり探索したあとには、キャンプで一日の総まとめを実施する。獲得したネタで記事を作成して、「みえコン」に投稿することで上位入賞を目指していく。本作では三重でのツーリングや各地での取材、記事の作成などを通して三重の旅が繰り広げられるわけだ。

旅先では、それぞれの理由で旅をする3人のヒロインも登場する。田淵藍佳、鹿間茜、園原柚希の3名とはなにかのきっかけで物語が展開し、ちょっぴり大人の恋愛が描かれるという。また本作では「みえコン」への記事投稿では、同じジャンルの記事を連続投稿すると評価が上がりやすくなっている。プレスリリースによると、グルメ記事を投稿し続けてグルメライターになるなど、自分なりのスタンスで記事を書くのも楽しいのだとか。

そのほか本作では、ツーリング中にカーブ表現やミニマップ表示を取り入れたことで、どこを移動しているかわかりやすく進化。船舶モードによって、船で移動する島にも訪問可能となった。グルメ描写も大幅強化されており、伊勢うどんや、とんてきといった三重のグルメが実写で多数登場するそうだ。旅先での出会いやグルメも含めて、実写映像での情緒豊かな旅が待っているのだろう。

なお『風雨来記』シリーズは、フォグより2001年に発売されたPS用恋愛ADV『風雨来記』に端を発するシリーズだ。北海道を舞台にした初作を皮切りに、2作目では沖縄、3作目では北海道全域での旅が描かれてきた。また2021年には、フォグブランドの事業を継承した日本一ソフトウェアより、岐阜を舞台にした『風雨来記4』が発売。最新作となる本作は、三重県を舞台にしたシリーズ最新作となるわけだ。

『風雨来記5』は、PS4/PS5/Nintendo Switch向けに7月31日発売予定だ。通常価格は税込7920円。初回限定版は税込1万3200円で、5枚組のサウンドトラックCDと特製ボックスが付属。Nippon1.jpショップ限定版は税込1万6500円で、さらにビジュアルブック、パスケース、ステッカーが付属する。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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