『バルダーズ・ゲート3』新大型アプデがPS5向けに“フライング配信”される。ストレステストをすっ飛ばして誤配信も、すぐに差し止め
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デベロッパーのLarian Studiosは現地時間1月27日、『バルダーズ・ゲート3』の大型アップデート「パッチ8」が一部地域のPS5プレイヤー向けに一時的にフライング配信されたことを報告した。パッチ8は今週実施予定のストレステストを経てリリースされる予定ながら、意図せずひと足早く配信されてしまったようだ。現時点ではバグ修正などのサポート対象外のバージョンとなるため、ゲームを再インストールして現行バージョンとなるパッチ7に戻すことが推奨されている。
本作は、RPG『Baldur’s Gate』シリーズのナンバリング最新作だ。本作の舞台となるのはファンタジー世界「フォーゴトン・レルム」。プレイヤーはこの地を、仲間と共に自由度高く冒険することになる。ファンタジー・テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の第5版ルールをベースとしており、TRPGのメカニクスをゲームに落とし込んだいわゆるCRPGとして展開されるゲームプレイが特徴だ。
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本作に向けては次回無料大型アップデートとしてパッチ8が配信予定。クロスプレイとフォトモードのほか、計12種類のサブクラスなども実装される見込み。クロスプレイの実装に向けては、今週中にストレステストが実施予定となっている(関連記事)。
一方で今回、ヨーロッパおよびアジアの多くのPS5プレイヤーに向けて、一時的にパッチ8がフライング配信されるトラブルが発生したことが報告された。本来であればストレステストの参加者に向けたアップデートとして用意されていたパッチが、パートナー企業により誤って現行バージョンへのアップデートとして一時的に配信されることとなったようだ。すでに配信は停止されているとのこと。
なおフライング配信されたパッチ8を適用していると、パッチ8が正式にリリースされるまでアップデートやバグ修正パッチを受け取ることができないという。またパッチ7のプレイヤーとのマルチプレイもできなくなるそうだ。そのためゲームを再インストールして、パッチ7のバージョンに戻すように推奨されている。なおパッチ8のバージョンで保存されたセーブデータはパッチ7のバージョンとの互換性がないため、注意されたい。
パッチ8が適用されているかどうかの見分け方としては、メインメニューの右下のバージョン番号で確認可能。バージョン01.800.000または4.1.1.6583053と記載されている場合、フライング配信されたパッチ8に更新された状態だという。
大型アップデートがフライング配信されるという一風変わったトラブルが発生している『バルダーズ・ゲート3』。現時点ではサポート対象外のバージョンとなるので、もしアップデートを受け取っていた場合もパッチ7に戻しておくとよいだろう。なお今回のフライング配信はストレステストへの参加資格とは関係なく、ストレステストの対象者については参加方法などが改めてメールで案内されるそうだ。パッチ8の正式なリリース時期についても、続報に期待したい。