『鉄拳8』PS公式トーナメント賞品に“キング間違い”が発生、優勝者たち困惑。そっちじゃない

SIEはPS5に向けて「PS5トーナメント」を実施している。『鉄拳8』でもこのトーナメントがおこなわれているのだが、この優勝賞品が『KOF』のキングと混同されてしまう事態が起きてしまったようだ。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はPS5に向けて「PS5トーナメント」を実施している。『鉄拳8』でも先日から毎日トーナメントが開催されているのだが、その報酬がうっかり取り違えられてしまったようだ。この珍事は『鉄拳』シリーズのチーフプロデューサーである原田勝弘氏にも伝わり、驚きをもって伝えられている。

『鉄拳8』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けにリリースされた、3D対戦格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの最新作。バトルコンセプトのキーワードとして「Aggressive(アグレッシブ)」が掲げられ、キャラクター個々の特性が強化されるヒートシステムなどが導入され、32体以上のキャラクターが参戦している。直近で本作に向けては、12月20日に『ファイナルファンタジーXVI』から新プレイアブルキャラクター「クライヴ・ロズフィールド」が参戦した。

またSIEはPS5上で、『鉄拳8』のほか、『THE KING OF FIGHTERS XV』(以下、KOF15)や『Guilty Gear -Strive-』『EA SPORTS FC 25』などといった対戦ゲームで「PS5トーナメント」を実施している。PS5から直接参加可能な、定期開催されるゲーム大会だ。各トーナメントのタイトルや期間は「Competition Center」にて確認することができる。大会の景品としては、デジタルアイテムや実物の賞品が用意されることもある。

なお『鉄拳8』では12月1日より毎日トーナメントが開催中だ。優勝者にはPlayStation Networkにて使用できる限定アバター(プロフィールアイコン)が贈られる。賞品は週替わりで、これまで三島一八、風間仁、風間準のアバターが配信。そして第四週である12月23日からは、メキシコ出身の覆面プロレスラー「キング」のアバターが優勝賞品であった。

しかしこの優勝賞品に取り違いがあったようだ。XユーザーのFrozenMoon_SRW氏は12月24日、『鉄拳』シリーズのチーフプロデューサー原田勝弘氏にリプライを送る形で事態を報告。FrozenMoon_SRW氏によれば、12月23日と12月24日の両日のトーナメントを優勝したものの、『鉄拳8』のキングのアバターが受け取れていないという。

添付された画像を確認してみると、一八、仁、準の次に並んでいるアイコンは覆面レスラーではなく、金髪の格闘家。この人物はキングという名だが、同じ「キング」でもこちらは『KOF15』に登場しているキング。つまり『鉄拳8』と『KOF15』の同名キャラクターの取り違えが発生してしまったとみられる。

この事態には原田氏も反応。大きな困惑をもって受け止めつつも、SIEに対し「キング違い」が生じていることを伝えてみると回答した。原田氏のこの投稿に対するリプライでは、同様に『鉄拳8』のトーナメントで優勝したにもかかわらず『KOF15』のキングのアイコンが贈られたというユーザーからの反応も散見される。

ちなみに『KOF15』についても今月は「PS5トーナメント」を実施している。とはいえこれまでの週替わりの優勝賞品は「オロチ クリス」の2種アバター、「KOF 30周年記念アバター①」、そして今週がオロチ八傑集のあしらわれた「KOF 30周年記念アバター②」となっており、キングとは無関係であった。

いずれにせよ、「格闘ゲーム」「キング」という共通項によって今回SIE側で賞品が混同されたとみられる。先述の通りこの事態は原田氏によってSIEに伝えられる見込みで、近日中にこの取り違いも解消される可能性はありそうだ。

鉄拳8』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中。『THE KING OF FIGHTERS XV』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに販売中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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