Steam/PS/Switch向け年末セガセールのゲームを「データ」で選んでみよう。「プレイ時間」「値引き率」から選ぶ遊びごたえゲーム群

今回のセールには、セガの人気作品が多数登場。そこで本稿では、過去最安値を記録したり、初めてセールに登場したりと、今が買い時のおすすめタイトルをいくつかピックアップする。

セガは12月20日、「年末年始ウルトラセール」および「Winter Sale」をSteam(PC)/PlayStation Store(PS5/PS4)/ニンテンドーeショップ(Nintendo Switch)にて開始した。期間はSteamが2025年1月2日(木)までで、PlayStation Storeとニンテンドーeショップでは1月17日(金)まで(ただし、タイトルによって開催日程が異なる場合がある)。

今回のセールには、セガの人気作品が多数登場。そこで本稿では、過去最安値を記録したり、初めてセールに登場したりと、今が買い時のおすすめタイトルをいくつかピックアップする。さらに、それがどれだけお買い得なゲームなのかを、データと共に紹介したい。

*データの参考にしたのは、大手コミュニティ参加型サイトHowLongToBeat。同サイトでは、ユーザーがゲームのクリア時間をプレイ条件ごとに投稿し、その平均時間が算出。セガ作品のようにユーザーの多いタイトルほど精度が高まる仕組みとなっている。ボリュームの大きさは必ずしもゲームの価値を決めるものではないが、前提として今回紹介するのは高評価を得ているタイトルばかりである。

『龍が如く8』

・『龍が如く8』
Steam版(4840円/50%オフ/ストアページ
PS5/PS4版(4840円/50%オフ/ストアページ

・『龍が如く8 デラックス・エディション』
Steam版(5390円/50%オフ/ストアページ
PS5/PS4版(5390円/50%オフ/ストアページ

・『龍が如く7外伝 名を消した男』
Steam版(2970円/50%オフ/ストアページ
PS5/PS4版(2970円/50%オフ/ストアページ

『龍が如く8』は、今回のセールでの目玉のひとつだ。通常版、デラックス・エディション共に過去最安値である。本作は、春日一番と桐生一馬のふたりを主人公とし、シリーズ初の海外ステージとなるハワイが収録されたことでも注目の作品。より戦略性を増した「新ライブコマンドRPGバトル」の導入も特徴となっている。なお、真島吾朗を主人公に本作のその後の世界を描くシリーズ最新作『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の発売が来年2月21日に控えており、それに向けて本作をやり込んでおくのも良いだろう。

『龍が如く7外伝 名を消した男』は、今回のセールにて最安値を更新しさらにお買い得に。コードネームを与えられ、エージェントとなった桐生一馬を主人公とし、愛する者たちを守るため自らの死を偽装した彼が『龍が如く6 命の詩。』以降に何をしていたのか、そして『龍が如く8』へとつながる物語が描かれる。『龍が如く7 光と闇の行方』では、喧嘩アクションとRPGコマンドシステムが融合したライブコマンドRPGバトルが導入され話題となったが、この外伝では従来のアクションバトルを楽しめる。

『龍が如く7外伝 名を消した男』


HowLongToBeatでの集計によると、『龍が如く8』はメインストーリーのクリアだけだと57時間、フルコンプを目指すとなると113時間程度はかかるボリュームだとされる。一方の『龍が如く7外伝 名を消した男』は、「外伝」ということもあって比較的コンパクトな内容ではあるものの、フルコンプするには32時間程度はかかるとのこと。

『龍が如く』シリーズの大ボリュームを語るうえで外せないのは、バラエティ豊かなプレイスポットの存在だろう。たとえば『龍が如く8』の舞台であるハワイでは、“魅せる配達”でお客にチップを弾んでもらいながらフードを配達する「クレイジーデリバリー」や、資源を集めて家具や施設などを作り島を発展させる「ドンドコ島」などがプレイ可能。また、『スパイクアウト』や『バーチャファイター3tb』など、セガの名作アーケードゲームをプレイできるゲームセンターも存在する。

『龍が如く7外伝 名を消した男』にも、多彩なルールでの戦いと仲間の育成・編成を楽しめる「闘技場」や、実写映像を取り入れた「キャバクラ」など、多種多様なプレイスポットが用意されている。メイン・サブストーリー以外にも、たくさん遊べる要素が詰まっているのが本シリーズの魅力なのだ。

『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』


・『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』
Steam版(4941円/25%オフ/ストアページ
PS5/PS4版(4612円/30%オフ/ストアページ
Nintendo Switch版(4612円/30%オフ/ストアページ

・『ソニックスーパースターズ』
Steam版(2635円/60%オフ/ストアページ
PS5/PS4版(2635円/60%オフ/ストアページ
Nintendo Switch版(2635円/60%オフ/ストアページ

・『ソニックフロンティア』
Steam版(2306円/65%オフ/ストアページ
PS5/PS4版(3294円/50%オフ/ストアページ
Nintendo Switch版(3294円/50%オフ/ストアページ

『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は、今回のセールにおけるもうひとつの目玉タイトルだ。『ソニック』シリーズの最新作であり、PS5/PS4/Nintendo Switch版はこのたび初めてセールに登場した。本作は、2011年発売の『ソニック ジェネレーションズ』のリマスター版と、ソニックのライバルのひとりであるシャドウを主人公とする完全新作『シャドウ ジェネレーションズ』という2つのゲームが収録されている。

『ソニック ジェネレーションズ』では、クラシックソニックとモダンソニックが競演。横スクロールアクションの「クラシックスタイル」と、高速3Dアクションの「モダンスタイル」の両方を楽しめる作品だ。一方の『シャドウ ジェネレーションズ』では、時空を歪め時間を止める「カオスコントロール」や、敵の大群を蹴散らしたり翼が生えて滑空したりといったことを可能とする新たな能力「ドゥームパワー」など、ソニックとはまた異なるシャドウならではのアクションを駆使したステージ攻略を楽しめる。

HowLongToBeatでの集計によると、本作のフルコンプには28時間ほどかかるという。基本的にリニアに展開するゲームスタイルながら、上述したように多彩なゲームプレイを楽しめることもあって充実したボリューム。また、ステージにて最速クリアを目指すなど、やり込みがいのある作品でもある。

このほか、『ソニックスーパースターズ』は今回のセールにて最安値を更新。『ソニックフロンティア』も過去最安値をつけている。『ソニックスーパースターズ』はマルチプレイ対応が特徴で、ローカル最大4人/オンライン最大8人で楽しめる「バトルモード」を収録。ストーリーモード(ローカル最大4人プレイ対応)をクリアした後も、家族や友人と楽しめるだろう。

『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』


・『JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered』

Steam版(894円/70%オフ/ストアページ
PS5版(1386円/30%オフ/ストアページ

・『JUDGE EYES:死神の遺言 新価格版』
PS4版(1386円/30%オフ/ストアページ

・『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』
Steam版(1794円/70%オフ/ストアページ
PS5/PS4版(3921円/57%オフ/ストアページ

『JUDGE EYES:死神の遺言』とその続編『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』は、木村拓哉氏が元弁護士で探偵の主人公・八神隆之を演じるリーガルサスペンスアクションゲームだ。『JUDGE EYES:死神の遺言』では、八神は東京・神室町で起こった猟奇殺人事件の渦中に引き込まれていく。尾行や聞き込み、また入手した証拠をもとに相手を問い詰めるなど、探偵らしいゲームプレイが特徴。それでいて、爽快なバトルアクションも楽しめる。

『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』では、舞台に横浜・伊勢佐木異人町が追加され、新たな事件の調査に挑む。その中ではとある高校へ潜入する場面があり、出会った高校生との間で展開される「ユースドラマ」が見所のひとつ。また、調査に役立つ探偵ガジェットや、行動範囲を大きく広げるアスレチックアクションなどの新要素も導入された。

今回のセールにて、両作品は過去最安値とお買い得。またHowLongToBeatでの集計によると、『JUDGE EYES:死神の遺言』はフルコンプまでに98時間、『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』は105時間程度かかるとのこと。どちらの作品も龍が如くスタジオが開発しており、さまざまな遊びをボリュームたっぷり詰め込むお家芸は健在。ゲーム内の世界観も共有され、「龍が如く」シリーズでおなじみのプレイスポットがいくつも存在するほか、ドローンレースやスケボーなど、本作ならではのプレイスポットも数多く用意されている。

『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』


・『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』
Nintendo Switch版(2744円/50%オフ/ストアページ

・『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』
Steam版(1716円/60%オフ/ストアページ

・『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』
Nintendo Switch版(2475円/25%オフ/ストアページ

・『初音ミク Project DIVA Future Tone DX』
PS4版(2960円/31%オフ/ストアページ

最後に、別の視点にてオススメしたいリズムアクションゲーム3作品を紹介しよう。『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』は、Joy-Conをマラカスに見立てて楽曲にあわせて振ったり、画面に登場する指示どおりにダンスしたりポーズをキメたりと、誰でも気軽に楽しめる作品だ。今回のセールにて、本作は最安値を更新。さらに、デジタルデラックス版の追加コンテンツを入手できるDLC「オールインパック」も最安値を更新する価格となっている。

「オールインパック」には、キャラクターの着せ替えアイテムのほか、『ソニックアドベンチャー』の「Open Your Heart」や、『龍が如く』シリーズの「ばかみたい【Taxi Driver Edition】」、『スペースチャンネル5 パート2』の「Go Go Cheer Girl!」などの、セガの人気楽曲が収録されている。

また、『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』と『初音ミク Project DIVA Future Tone DX』においても、追加楽曲を収録したDLCが多数セール中だ。リズムゲームにおいては、楽曲のバリエーションが多いほどよりたくさん楽しめるだろう。お買い得なこの機会に、まとめて購入することを検討してみてはいかがだろうか。

今回のセールでは、ここで紹介した以外にも多数のタイトルがセール中だ。たとえば、アクションゲーム『ソニックカラーズ アルティメット』や、パズルゲーム『ぷよぷよテトリス2』は、共に最安値を更新するお買い得価格に。また、『SEGA AGES』シリーズ全19作品も、過去最安値にてまとめてセール対象となっている。

セガの「年末年始ウルトラセール」および「Winter Sale」は、Steamでは1月 2日(木)まで、PlayStation Storeとニンテンドーeショップでは 1月17日(木)まで開催中だ。セール対象タイトルの詳細は、セガのダウンロード版セール特設サイトを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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