『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』プレイヤー数急増、Steamでは「普段の2倍以上」の大盛況に。地道な改善とThe Game Awards効果のためか、再びスーパーアース市民が集う

『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』について、現在Steam版におけるプレイヤー数が急増している。The Game Awardや、12月13日に配信された大型アップデートなどが理由としてありそうだ。

Arrowhead Game Studiosが手がけ、PlayStation Publishingから販売されている『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』。本作は12月13日よりプレイヤー数が急増。Steamでは一時13万人を超えるほどの同時接続プレイヤー数を記録し、再び人気となっているようだ。

本作は、見下ろし視点型シューター『HELLDIVERS』の続編となるTPSだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。プレイヤーはスーパーアース連邦のエリート部隊ヘルダイバーの一員となり、宇宙生物のムシ(ターミニッド)や、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットの大群に立ち向かうミッションに挑む。自由と管理民主主義を守るため、銀河を舞台とした戦いに身を投じる。

本作については、先日12月13日に大型アップデート「独裁の触手(Omens of Tyranny)」が配信開始。アップデートでは前作『HELLDIVER』にも登場していた水棲種族イルミネイトが登場。イルミネイトはマインドコントロールにて市民を拉致、洗脳しており、その結果市民は「ソウルレス」と呼ばれる存在に変化してしまう。プレイヤーはイルミネイトの侵略からスーパーアースを守ることとなるのだ。

さらにアップデートではコロニーミッションが追加。ソウルレスがはびこる市街地での戦闘が展開される。ほかにも高速偵察車両(FRV)が追加。さらに既存コンテンツのバランス調整などもおこなわれ、武器の威力などが調整されている。

そんな『HELLDIVERS 2』のプレイヤー人口が急増している。SteamDBによれば、Steam版の本作では同時接続プレイヤー数が12月13日に大きく上昇。ここ数か月間では、多くても毎日5万人ほどであったピーク時プレイヤー数が10万人を突破。一時は13万7735人を記録するほどの盛況となっている。直近30日間のSteamユーザーレビューでも、約1万8700件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど、高い評価も寄せられているかたちだ。

これほどまでにプレイヤーが集まった理由としては、先述のアップデート配信のほかにも、「The Game Awards」の影響なども考えられる。12月13日に開催された「The Game Awards 2024」では『HELLDIVERS 2』も複数部門でノミネート。そして「Best Ongoing Game」「Best Multiplayer Game」にて部門賞を受賞した(関連記事)。ゲーム業界関係者だけでなく、ゲームプレイヤーからも広く注目される同イベントでの受賞をきっかけに、改めて本作をプレイする人や、イベントをきっかけに本作を知った人が集まったのかもしれない。

また本作については、今年2月のリリース以後、人気武器の弱体化やバランスを重視した、いわゆるナーフ調整に対し、ユーザーからの批判が殺到。レビュー爆撃も寄せられる事態となっていた。8月にはそうした従来の方針を見直し、「プレイヤーが楽しめる、遊び心にあふれた」バランスを目指すとして、大改修アップデートもおこなわれていた(関連記事)。この取り組みは功を奏し、アップデート以後はそれ以前の期間と比べプレイヤーベースも向上するという結果となっていた。そんな“カムバック”も後押しし、今回の爆発的なプレイヤー人口増加に繋がったものと思われる。

『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5向けに配信中だ。なおSteam版ではスペシャルプロモーションとして、12月19日まで定価の20%オフとなる税込3584円にて購入可能となるセールがおこなわれている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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