『Path of Exile 2』は遊びやすいハクスラ。『インフィニティニキ』楽しいけどUIがちょっと不満。『OW2』感覚で遊ぶ『マーベル・ライバルズ』。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。470回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。470回目です。もう12月。

分かりにくいけど飛んでます


今週は『Deep Rock Galactic: Survivor』を久々にプレイ。10月の大型アプデでは、「紺碧の原生林」ステージの追加やゲームシステムの拡充が実施され、かなり充実してきた印象です。その新ステージでは、新たなタイプの敵が登場するほか、ジャンプ台のような植物(?)が存在。ジャンプ台は緊急離脱に利用できるだけでなく、着地時に岩石を砕くこともでき、本作のゲームプレイに今までなかった動きがあって新鮮。

ちなみに本作の開発ロードマップが先日更新され、次期大型アプデの来年第1四半期の配信が告知されました。目玉は、要望が多かったというエンドレスモードの追加です。また、同モードを導入するにあたってはパフォーマンスの最適化が求められたそうで、それも実現。付随してSteam Deck含め低スペックPCでの動作が大幅にスムーズになり、さらに将来の移植の可能性も開けたとのことで、いろいろ楽しみです。
by. Taijiro Yamanaka


遊びやすくなってる!


早期アクセス配信が始まった『Path of Exile 2』を早速遊んでみました。『Last Epoch』や『Diablo4』拡張パック「憎悪の器」と、個人的にハクスラ×トレハンゲームの当たり年だと思っていた今年を締めくくるタイトルです。

ひとまず新クラスのマーセナリーでプレイ開始。前作『Path of Exile』と比べて、ゲームスピードがややゆっくりになった印象ですが、少なくともマーセナリーは敵をなぎ倒す快感も味わえるので楽しさはそのまま。今作はスキルジェムシステムがわかりやすく変更され、しかも前作では気軽にできなかったパッシブスキルの振り直しもやりやすくなっているので、いろいろなビルドを1キャラクターで試せるのも、個人的には好印象です。ローンチから日本語字幕に対応していることは言わずもがな。

ちなみにスキルジェムがわかりやすくなったとはいえ、あの膨大なパッシブスキルツリーは健在です。特に初めて『Path of Exile』シリーズをプレイするという人は、とりあえず強いと評判のビルドをそっくり真似するのがおすすめです。きっと爽快なプレイが楽しめて、気づけば沼にハマっていることでしょう。現在やや厳しいというメレービルドも、いずれは遊んでみたいところ。
by. Koutaro Sato


このゲームには必勝法が……ない


先日アップデートが入った『Liar’s Bar』を遊んでいました。アップデートではLiar’s Deckに新たなモード「Chaos Ruleset」が登場。カードにChaosとMasterのふたつのカードが追加されました。通常ブラフを指摘し間違えた場合は、間違えた人のみがロシアンルーレットをするところを、Chaosカードに指摘が入った場合は4人で一斉に誰かを狙うことになる。Masterカードについては、指摘されると勝ち。Masterカードを出した人が、ブラフを指摘した人に向かって撃ちます。

このルールは個人的には結構好きです。というのも通常ルールでは結局自分が指摘されるか、自分の指摘が成功するかが中心のゲームプレイだと思っているのですが、Chaosでは他人の残り回数やChaosカードが出ることを見越した身の振り方なども考える必要が出てきたという感じです。特にフレンド戦では調子に乗っていると3人に銃口を向けられたりするので、やはり日頃の行いは大事。他にもたとえばMasterでは相手に指摘させても自分のリボルバーを使うので、次に自分が指摘をミスした場合に実弾を引く可能性も高まりかねない。要所での立ち回りの変化が楽しめる面白いルールかなと思います。あと新キャラであるところの、レッサーパンダのKudoはでっぷりしていてかわいいですね。なんだかんだキャラ追加もかなり楽しみにしています。
by. Kosuke Takenaka



比べる楽しみ


『マーベル・ライバルズ』を遊んでいました。ロール分けのあるチーム対戦TPSということで同ジャンルのFPSである『オーバーウォッチ2』(以下、OW2)と似た雰囲気。回復役がチームをサポートしつつ、タンク役が前線を張りダメージ役が暴れるベースは共通しています。

印象的なのは、ハルクがD.Vaのように“生身状態”になったり、ストームがルシオのような味方強化オーラを放っていたりと、『OW2』にほんのり似たアビリティや仕様を備えたキャラがいること。とはいえアビリティの組み合わせや役回りについては『OW2』と結構違っていて、差別化の工夫を探すのが面白いです。たとえば先述のストームは、回復役のルシオと違ってダメージ役。スピードアップのオーラは共通ですが、ルシオでいう回復のオーラがストームではダメージ強化のオーラになっていたり。カスタムマッチのCPU戦でいろいろなキャラを触って違いを比べてみるのも楽しいです。

一方で連携スキルなど独自システムもあり、『OW2』をプレイしていても新しく覚えることは多め。ロールキューがないため各ロールのキャラを使えるようにしておきたさもあり、学習コストは高いゲームかもしれません。それを見越してか手厚いチュートリアルは用意されているので、マーベルIPの活用も含めて間口の広さで今後どこまで盛り上がるのか注目しています。
by. Hideaki Fujiwara



OP含めてマリオデにはちょいちょい似てる


『インフィニティニキ』をプレイ。PC/PS5/モバイルでリリースされた基本プレイ無料のオープンワールドゲーム。オープンワールドはいろいろ出尽くしており、中国生まれなので、どうせ同じ感じだろうと思いプレイしてみると、ガワは似てても結構違う体験が味わえました。というのも、本作はファッションがメインで、癒やし要素盛々(戦闘は多少あり)。ファッションするためには素材集めが必須なので、探索特化型チルオープンワールドという感じに仕上がってます。で、それが既存ジャンルとはうまく差別化されている。探索の導線は常に用意されていて熱中できるほか、プレイしていて疲れないので、大陸オープンワールドの中でもかなり遊びやすいかも。ガチャ要素はコスメで沼深ですが、それがバトルに紐づくとかではないので、外すがっかり感も今のところはなく。要素も大きく何するにしてもリワードもらえるため、ゲームプレイループが途切れにくく、探索続けているのが楽しい。コスメゲームといえど侮れない。

ただPS5で遊ぶ限りはちと操作性やUIがキツいかも。Proで遊んでも30fpsが上限で、ゲーム進行ボタンは×と○が混在してわかりづらい。UIもスマホ/PC向けっぽく、操作レイヤーが何重もあり、ガチャの確率や確定項目の確認とかも一苦労。明確にボタン対応が至ってない認識ほか、入力に対する反応がワンテンポ遅く、モヤモヤあり。他の大陸ゲー見てもボタン対応は熟練されてなさそうですが、もうちょい痒いところに届いて欲しさはあります。長く遊びたいので。
by. Ayuo Kawase

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