Turtle Rock Studiosが手がけたゾンビシューター『Back 4 Blood』の、続編開発についての考察が投じられている。海外メディアmp1stが、プロジェクト名やとある俳優の実績情報などの手がかりを組み合わせ、“Back 4 Blood 2”が開発中であるとの推論を導き出した。
『Back 4 Blood』は最大4人での協力プレイが楽しめる一人称視点ゾンビシューターだ。『Left 4 Dead』シリーズの開発元として知られるTurtle Rock Studiosが開発を担当している。協力してゾンビを撃ちまくるプレイを基本としつつ、カードによる能力付与システムやPvPモードも盛り込んだ作品だった。
『Back 4 Blood』は2021年10月に発売されるも、評価が伸び悩み苦戦。バランス調整やパフォーマンス最適化などの問題点が指摘され、開発元はアップデートを重ねて対応していた。やがてSteamユーザーレビューなどでは評価改善傾向が見られたものの、2023年2月には開発終了(関連記事)。開発元はその際に、「次のデカいものを作る」として、新たな作品に取り組む方針を伝えていた。
そんな『Back 4 Blood』の新作開発の可能性が、mp1stによって示唆された。同誌の記事では、複数の手がかりがつなぎ合わされている。まず昨年には、本作開発元であるTurtle Rock Studiosの新作開発スタッフ求人情報が注目されていた。「FPS、Co-op、マルチプレイヤーゲーム開発経験がある人材」など、『Back 4 Blood』続編開発に合致するような条件が提示されていたのだ(Game Rant)。
そしてこのたび、新たな手がかりが浮上。mp1stによれば、今回着目されたのは、スタントマンであるJesse Hutch氏の実績だ。Hutch氏のプロフィールページを見ると、Turtle Rock Studiosが手がける「Gobi 2」なる名称のプロジェクトにて、リードパフォーマーを務めたことが記されている。
この「Gobi」との名称が、『Back 4 Blood』に繋がることになる。というのも、「Gobi」は『Back 4 Blood』の開発中のコードネームなのだ(SteamDB)。すなわち、Turtle Rock Studioが手がけていると見られる「Gobi 2」は、続編“Back 4 Blood 2”であると解釈できるわけだ。また、mp1stの記事では、昨年に「back4blood2.com」なるドメインが取得されていたことにも触れられている。
こうした一連の手がかりがあるとはいえ、Turtle Rock Studioからは「新作を作る」以外の情報は公式に明かされていないことに注意したい。たとえば「Gobi 2」が、『Back 4 Blood』の続編ではない新作として展開される可能性もあるだろう。いずれにせよ、同スタジオが着々と新たな作品を練り上げていることは間違いなさそうだ。今後の公式発表に期待したい。