諸国放浪オートバトル戦略ゲーム『ソングス・オブ・サイレンス』11月13日に正式リリースへ。崎元仁氏の楽曲が壮大バトルを盛り上げる、マルチ対応ストラテジー

Chimera Entertainmentは10月30日、『ソングス・オブ・サイレンス(Songs of Silence)』について、11月13日に正式リリースすると発表した。PC(Steam/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S向けにリリース予定で、日本語に対応。

デベロッパーのChimera Entertainmentは10月30日、『ソングス・オブ・サイレンス(Songs of Silence)』について、11月13日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S。なお本作は現在PC向けに早期アクセス配信中で、Steamでの価格は税込4500円。正式リリースにあたって値上げは予定されていないそうだ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『ソングス・オブ・サイレンス』はターン制の4X(探検・拡張・開発・せん滅)ストラテジーゲームだ。ストーリーがメインとなるシングルプレイ用キャンペーンモードと、ランダム生成マップにて最大6人で争うマルチプレイモードが収録される。プレイヤーは3種類の陣営が存在するファンタジー世界にて戦略を練り、覇権を争うことになる。


本作の世界は、もともとひとつだったものが神々の戦争により、光と闇の二つの世界に分かたれているという。しばらくは平和な時代が続いていたものの、「沈黙」と呼ばれる脅威が出現。沈黙に飲み込まれつつある世界は混沌を極めていた。キャンペーンにおいて、プレイヤーはそんな沈黙に故郷を奪われた女王ローレライとして戦いのたびに身を投じることとなる。

ゲームプレイにおいて戦闘は基本的にオートで進行するものの、プレイヤーは戦闘カードを使用することで直接介入することができる。戦闘カードには、指定した位置に隕石を落として敵にダメージを与えたり、増援を召喚したりなど、さまざまな種類が存在。部隊の指揮官となるヒーローごとに所有するカードが異なるため、ヒーローの特性に合わせた運用が大事だ。

また資源を消費して使用できるマップカードと採用カードがあり、拠点の発展・破壊や新規ユニットの採用なども可能となっている。数百種類あるというカードを使いこなし、戦況をより優位に進めていくことが必要となるだろう。


『ソングス・オブ・サイレンス』は今年6月4日に早期アクセス配信を開始。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは約450件中78%の「やや好評」ステータスとなっている。レビューでは『ファイナルファンタジータクティクス』や『ファイナルファンタジーXII』『戦場のヴァルキュリア』など数々の作品の楽曲に携わってきた、崎元仁氏が担当するサウンドや、アール・ヌーヴォー風のグラフィックが好評となっている。一方で当初は探索要素の少なさや、ゲームの開始直後は陣営やヒーローの多くがロックされていることなどが課題として挙げられていた。

そうしたフィードバックを受けつつ、これまでアップデートを重ねながらUIやツールチップ、チュートリアルなどが改善されてきた。またほかのヒーローがすぐに使えるようになったり、AIの動作が改善したりなど、さまざまな点がブラッシュアップ。アップデートも継続的におこなわれたためか、ここ1か月のSteamユーザーレビューは41件中好評率80%となる「非常に好評」ステータスを獲得している。


そんな本作が11月13日、ついに正式リリースされることが発表された。なおChimera Entertainmentによれば、本作の正式リリースは「冒険の節目」とのことで、今後もアップデートがおこなわれていくことが示唆されている。詳細は発表されていないものの、続報の公開なども注目されるところだ。

『ソングス・オブ・サイレンス(Songs of Silence)』はPC(Steam/GOG.com)向けに早期アクセス配信中。現地時間11月13日にはPC/PS5/Xbox Series X|S向けに正式リリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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