都市開発シム『Cities: Skylines』に新マップなどを追加するDLC配信開始。“最後のDLC”から約1年半、最新作「2」ではなくなぜか前作にDLCが登場


パブリッシャーのParadox Interactiveは10月23日、都市開発シミュレーションゲーム『Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)』向けに新たなDLCを配信した。同作は「最後のDLC」と称されたDLCが2023年5月に配信されていたものの、そこから新たなDLCが配信されたかたちとなる。

本作は、Colossal Orderが開発した都市開発シム。プレイヤーは新たに誕生した都市の市長となり、都市経済のバランスを考えながら、街を開発・管理し発展させ、市民生活を向上させる。本作では、Mod制作者が手がけたコンテンツクリエイターパックが公式のDLCとして多数リリースされており、今回公開されたDLCはその新作となっている。

公開された追加コンテンツ群は「Cities: Skylines World Tour – Mountain Bundle」と名付けられ、コンテンツクリエイターパックの2つとラジオ局(楽曲コレクション)のDLCが配信されている。

今回配信されたのは以下の3つ:
〇コンテンツクリエイターパック
・Mountain Village
・Map Pack 3
〇ラジオ局
・Alpine Tunes Radio

「Mountain Village」は、Mod制作者Tomas13TO氏が手がけており、45のアセットが収録されている。山々に囲まれた絵のように美しい村の開発をテーマとし、豪華なロッジや宿屋、サービスビルなど、山岳リゾート地域の村の風景を再現できるアセットが収録されたものとなっている。

「Map Pack 3」はMod制作者TeddyRadko氏が手がけた、マップなどが収録されたパック。「Mountain Village」と同様に、こちらも山をテーマとしている。ヨーロッパの山岳地帯の街や、熱帯の丘陵地帯、温帯の渓谷都市など、10種類の新たなマップのほか、3つのシナリオ、複雑な地形で道路を建設するための新たな交差点アセットなどが収録されている。

なお、『Cities: Skylines』においては、2023年5月に「最後の追加コンテンツ」と称されたDLCが配信。今後は続編となる『Cities: Skylines II』の開発に本格移行することが発表されていた(関連記事)。しかし今回、そんな「最後の追加コンテンツ」から約1年5か月ぶりに新たにDLCがリリースされたかたちだ。

今回のColossal Orderからの発表では、DLCは『Cities: Skylines』のコンソール移植を担当したスタジオ Tantalus によって実装されたことが明らかとなっている。またこのDLCのために『Cities: Skylines II 』のリソースが転用されたことはないとも述べられている。同作は様々な課題を抱えたスタートを切っており、Colossal Orderによるパッチの配信が現在も精力的に行われている状況(関連記事)。それを踏まえた上でなのか、Colossal Order は引き続き『Cities: Skylines II』 の開発と改善に集中していることも改めてアピールしている。

『Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中。