『マインクラフト』Bedrock版、来年3月でVR機器の対応打ち切りへ。全VR/MR機器でプレイできなくなる


Mojang Studiosは10月23日、Bedrock版『マインクラフト』に向け、バージョン1.21.40をリリースした。パッチノートでは、今後のBedrock版『マインクラフト』におけるVR/MRデバイスのサポートについて触れられており、来年3月以降は公式にVR対応をおこなわない方針を示した。

『マインクラフト』は、Mojang Studiosが手がけるサンドボックスゲームだ。本作については、Java版とBedrock版が存在。Java版は Windows、Mac、Linux のみの対応となっている。Bedrock版は「統合版」と呼ばれることもあり、XboxやPlayStation、Nintendo Switchなどの各種コンソールにも対応する。さらにBedrock版同士ではクロスプレイをすることも可能だ。


Bedrock版『マインクラフト』については、かねてよりOculus Rift(現・Meta Quest) などのVR機器のサポートがおこなわれており、2020年にはPS4版にてPlayStation VRに対応すると発表されていた(関連記事)。しかしながら、今年9月のバージョン1.21.30にて、PS VRのサポートを2025年3月以降のアップデートで打ち切る旨が発表されていた。

そして今回、PlayStation VRに限らず、すべてのVR/MRデバイスについてのサポートを2025年3月で取りやめると発表されたかたち。なお1.21.30における発表と今回の発表において、VR機器のサポートを打ち切るに至った詳細については明かされていない。


なおBedrock版『マインクラフト』にて、2025年3月以降はVR/MR機器を用いてプレイすることはできなくなるものの、PlayStationおよびPCで『マインクラフト』のアップデートを受け取ること自体は可能。またMinecoinsを含む、マーケットプレイスでの購入も引き続き利用できる、と案内されている。あくまでデバイスが対応しなくなる変更に留まるかたちだ。

ちなみにPC版については、非公式のModによりJava版『マインクラフト』にてVRで本作を楽しむことのできる「Vivecraft」や「QuestCraft」などが存在している。どちらも導入にはダウンロードなどの複数手順を踏む必要がある。2025年3月以降もVRで『マインクラフト』を遊びたい人は、それぞれの公式サイトにて詳細を確認されたい。