宇宙遭難サイコホラー『Mouthwashing』Steamで発売後たちまち「圧倒的に好評」。“キツい描写”山盛りの絶望ストーリー、閉塞感ただよう狂気の演出が好評博す


パブリッシャーのCRITICAL REFLEXは9月27日、『Mouthwashing』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はSteamユーザーレビューで「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど、さっそく好評を集めている。

『Mouthwashing』はSFサイコホラーゲームだ。舞台となるのはタルパという名の宇宙貨物船である。タルパはとある貨物の輸送のため星間を航行中だったが、船長が突如クルーたちを道連れに自殺を図る。自殺に失敗した船長は重傷を負って寝たきりとなり、タルパも宇宙で遭難してしまう。減りゆく物資に焦るクルーたちは、絶対に入ってはならないと言われていた貨物室への侵入を試みる。


ゲームプレイは一人称視点で進行。船長に代わり船の指揮を執っている、船長代理のジミーの視点で物語を追っていく。宇宙船にはジミーや元船長含め、5人のクルーたちが存在。数か月分の食料や動力源の備蓄はあるが、救助が来る見込みはない。ゆっくりと迫る死の恐怖にクルーたちは追い詰められ、やがて狂気に飲まれていく。

本作はSteamにて9月27日に配信が開始された。発売されるや否や好評を集め、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で、約740件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。現実と虚構が入り混じった演出や、ストーリーの閉塞感などが評価されている。また数時間程度でクリアできるボリュームや映画的で凝った演出などから、“良質なB級ホラー映画”のように楽しめる作品であるとする意見も複数存在。一方でグロテスクな描写なども含まれるため、購入前には注意が必要とする声も見られる。

 


本作を手がけるWrong Organはスウェーデンに拠点を置くゲームスタジオだ。過去には、無料ホラーゲーム『How Fish Is Made』を制作。同作は哲学的なストーリーやローポリを活用したアートスタイルなどが好評を博し、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約3400件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。そんなWrong Organ初の有料作品として打ち出された本作『Mouthwashing』も、さっそく好評を博しているかたちである。

『Mouthwashing』はPC(Steam)向けに配信中だ。価格は税込1500円で、ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、10月11日まで10%オフとなる税込1350円で購入可能だ。