『ホグワーツ・レガシー』の続編制作は“最優先事項”とワーナー幹部語る。同社のゲーム部門を牽引する存在として
Warner Bros. Discovery(以下、WB Discovery)のCFOを務めるGunnar Wiedenfels氏は、現地時間9月4日にBofA Securitiesが開催する投資家向けの講演に登壇。講演では同社今後の展望について語った。その中で、同社のゲーム部門であるWB Gamesがリリースした『ホグワーツ・レガシー』に触れ、続編制作が今後数年の「最優先事項」だと語った。海外メディアGamesRadar+などが報じている。
『ホグワーツ・レガシー』はWB Gamesからリリースされた、人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。開発を担当したのはWB Games傘下スタジオのAvalanche Software。対応プラットフォームはPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo SwitchおよびPC(Steam/Epic Gamesストア)となっている。本作でプレイヤーは、ホグワーツ魔法魔術学校に5年生として入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。
本作はPC/PS5/Xbox Series X|S版発売からわずか2週間で売り上げ1200万本を記録。昨年末までには2200万本を売り上げた(関連記事)。レビュー集積サイトMetacriticにおいても、すべてのプラットフォームで80点を超えるなど、高い人気や評価を集める作品だ。
そうした圧倒的な人気を誇る『ホグワーツ・レガシー』に関して、WB DiscoveryのCFOであるGunnar Wiedenfels氏は、同作の「直接的な続編」が開発チームの今後の“最優先事項のひとつ”であると語った。加えてWiedenfels氏はWB Discoveryの戦略的な展望において、ゲーム事業が大きく成長に寄与していると認識している模様。ゲーム事業にて大きな成果を残している『ホグワーツ・レガシー』の続編を送り出すことで、同社のさらなる成長を狙っているのだろう。
今回の発表においてはリリースの日程やタイトルの詳細などといった情報は明かされたかったものの、WB Discoveryの幹部から直接続編制作について言及されたかたち。なおWB Gamesについては本作以外にも「ハリー・ポッター」シリーズをもとにした複数作品を制作中であることが明かされており、9月3日には『ハリー・ポッター:クィディッチ・チャンピオンズ』もリリースしている。
こうした「ハリー・ポッター」シリーズ関連ゲームの制作は今後もWB Gamesの主要な取り組みとなっていくのだろう。開発チームによる『ホグワーツ・レガシー』続編の情報公開なども期待されるところで、続報を心待ちにしたい。
『ホグワーツ・レガシー』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch向けに販売中だ。