『League of Legends』167体目の新チャンピオン「スモルダー」2月7日に実装へ。時に爆発を起こし、時に母龍を呼ぶマークスマン
Riot Gamesは1月6日、『League of Legends』(以下、LoL)の166体目のチャンピオンとなる「スモルダー」の概要を発表した。2月7日に適用されるパッチ14.3にて実装される予定だ。
スモルダーは、Riot Gamesが昨年10月に公開したチャンピオンロードマップ上で、フェイと並んでその存在を明かされていた。しかしそこでは「かわいらしい生き物」「炎を吐く」というような情報のみにとどまっており、詳細は続報を待つ状態だった(関連記事)。それが今回、チャンピオン名や各スキルの詳細などについて公開されたかたちだ。
本作のリードプロデューサーLexi Gao氏によると、「操作が複雑すぎない、かわいいクリーチャー系のADC」を作ることが目標だったという。直前に実装されたフェイは、10種のスキルを撃ち分けるテクニカルなチャンピオンだったため、それと比較すると簡単に操作できるだろう。
スモルダーは強烈にスケールするチャンピオンとしてデザインされており、スキルについても、スタックを獲得することで進化するスキルが存在する。まず固有スキルである「駆け出しドラゴン」は、スキルを相手に命中させるか、後述のQ「スーパーこげこげブレス」で相手をキルすることでスタックが1獲得できる、というもの。スタック数が増加するにつれ通常スキルのダメージも増加するため、いかにスタックを溜められるかがプレイにおける鍵となってくるだろう。
Q「スーパーこげこげブレス」は敵に向かって炎を吹くスキル。このスキルは固有スキルのスタック数に応じて進化し、25スタックで対象の周囲の敵すべてにダメージを与えるようになる。125スタックでは対象の向こう側にも爆発が発生。そして225スタックに達すると、炎上して継続ダメージを与えるようになり、体力が一定割合を切った敵にとどめを刺すようになる。
W「くしゅん!」は命中した敵にダメージとスロウ効果が付与され、チャンピオンにあたった場合は追加で爆発を起こす。E「パタパタパタ」は移動スキルだ。地形を無視して移動しつつ、最も体力が低い敵に攻撃する。
そしてアルティメットスキルのR「ママーッ!!」では母龍が空から炎を吐き、炎に触れた敵にはダメージを与え、スモルダーには回復効果を与える。炎の中心では敵に追加ダメージとスロウ効果も与える。「パタパタパタ」などによって位置取りを変えつつ、スタックによって上昇する攻撃力や範囲攻撃を駆使し、集団戦で大量のダメージを叩き出すことで活躍が狙えそうだ。
設定によるとスモルダーは、かつて存在したカマヴォール王国で暮らしていたインペリアルドラゴンの子供とのこと。軍事帝国ノクサスによって船で拉致されそうになったスモルダーは、母ドラゴンが船に炎を吐くことで救出されたが、混乱の最中で母と離れ離れになってしまう。その後、島に流されたところを少年に見つけられ、スモルダーと名前をつけられる。
ある日スモルダーが遊んでいるとき、森にうっかり火をつけて全焼させてしまう。その煙を見た母ドラゴンが島に到来し、親子は再会を果たす。そして今、スモルダーはインペリアルドラゴンとは何たるかを母から学び、能力を磨いているという。
また今後の本作中で予定されているネメシスクエストでは、天界のドラゴン「オレリオン・ソル」と、ドラゴンとしてどちらが格上かを競うことになるようだ。スモルダーが今後『LoL』のなかでどのように存在感を示していくのか、ゲーム内だけでなく、ストーリーの展開も気になるところだ。
『League of Legends』の新チャンピオン「スモルダー」は2月7日に適用されるパッチ14.3にて実装される見通しだ。