Nintendo Switch版『ホグワーツ・レガシー』アプデの「超長い」パッチノートに注目集まる。300項目以上の修正・最適化でブラッシュアップ
WB Games/Avalanche Softwareは12月12日、Nintendo Switch版『ホグワーツ・レガシー』に向けてアップデートを配信した。多岐にわたる修正・最適化がおこなわれており、パッチノートが「非常に長い」として注目を集めている。
『ホグワーツ・レガシー』は人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。開発を担当したのは、WB Games傘下スタジオAvalanche Software。プレイヤーは5年生として、ホグワーツ魔法魔術学校に入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。ゲーム内には広大なフィールドが存在。学校および学校周辺のエリアを冒険し、誰かの悩みを解決したりしながら、戦いなどを介して成長するのだ。
本作は今年2月10日にPC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売された。そしてそこから3か月ほど遅れてPS4/Xbox One版が発売。Nintendo Switch版は発売延期を経て、11月14日に発売となった。今回そんな本作Nintendo Switch版に向けてアップデートが配信開始された。不具合修正などが中心で新要素の追加はないものの、とある点が注目を集めている。パッチノートがやたらと長いのだ。
パッチノートはいくつかの項目に分かれており、多種多様な項目が修正されたことが確認できる。特にHighlands(ハイランド地方)全体のほか、Hogwarts(ホグワーツ)、Hogsmeade(ホグズミード)といった広大なマップでは膨大な要素が修正。ハイランド地方では105項目、ホグワーツ城では74項目、ホグズミードでは38項目が修正となった。なおパッチノート全体では320以上の項目が修正されたことが伝えられている。修正内容はさまざまで、グラフィックやオーディオにおける細かな問題から、ゲームプレイに関わる不具合、グラフィックやエフェクトの最適化など多岐にわたる。
本作は元々PC/PS5/Xbox Series X|S向けのタイトルということもあり、スペックとして今のハード基準ではかなり低いNintendo Switch版がリリースできるかどうかについてユーザーからは懸念も生じていた。一方、延期を重ねながらも約9か月を経て発売に至り、ホグワーツとホグズミード間などエリア間の移動にロードが発生するといった、独自の仕様による最適化がおこなわれていることが明らかになった。そうした最適化により、ゲームプレイの持ち味を備えたまま移植されているといった評価も見られた(関連記事)
リリース後にも本作Nintendo Switch版に向けては、多岐にわたる修正・最適化がおこなわれていたのだろう。発売後約1か月を経て、非常に長いパッチノートと共にアップデートが配信され、Nintendo Switch版がさらにブラッシュアップされたかたちだ。
『ホグワーツ・レガシー』はNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|SおよびPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売中だ。