『ロボコップ: ローグ シティ』開発ミニインタビュー。Steam版高評価の理由や、迫るPS5版の特色などをほんのりと訊いた
Naconは11月3日、『RoboCop: Rogue City(ロボコップ: ローグ シティ)』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/海外PS5/Xbox Series X|S。また国内PS5版については、3gooより11月30日に発売予定。
『RoboCop: Rogue City』は、1987年公開の映画「RoboCop(ロボコップ)」およびその続編2作の世界観を基に、オリジナルの物語を描くFPSだ。舞台となるデトロイトでは犯罪が横行し、街は荒廃。そこで、巨大企業オムニ・コンシューマ・プロダクツ社の指揮下にあるデトロイト市警は、治安を回復させるためにロボコップを投入する。殉職したアレックス・マーフィー巡査の身体を使って開発されたサイボーグ警官である。プレイヤーはロボコップとなり、犯罪の巣窟となった危険はびこるオールド・デトロイトに正義の鉄槌を下す。
「ロボコップ」を原作としつつ、最新技術をもってダイナミックに映画の世界を表現。Steamでは高い評価を獲得している。なぜSteam版が高く評価されたのか。発売迫る国内PS5版についてなど、メールで軽く話を訊いた。
――本日はよろしくお願いします。自己紹介をお願いいたします。
Piotr Łatocha(以下、Piotr):
『ロボコップ: ローグ シティ』ディレクターをしております、テヨンのPiotr Łatochaです。『ロボコップ: ローグ シティ』は、映画「ロボコップ」シリーズの世界を舞台とした新たなアクションゲームです。
――『ロボコップ: ローグ シティ』はSteamで高い評価を獲得していますね(92%が好評の「非常に好評」ステータス)。おめでとうございます。今の気分はどうでしょうか。
Piotr:
ありがとうございます!たくさんの人々がゲームを気に入ってくれて嬉しいです。92%好評はすごいですね。長い間待ってくれていたプレイヤーを楽しませるゲームを作ることが、私達にとってとても重要でした。
――ゲームのどの部分が評価されたと感じますか。
Piotr:
ゲームのいろんな部分が好きだと言ってもらってますが、そのほとんどが、原作を重視し“お決まり”を守っていることや、ぶっ飛んだグロいアクションに関することでした。
――ユーザーレビューでもっとも嬉しかった反応を教えてください。
Piotr:
たくさんのレビューをもらえたことそのものが嬉しいです。しいてその中で気に入ったといえば、「10点中10点、ゲーム・オブ・ザ・イヤーだ」「30年こういうゲームを待ってた、ありがとう」といったものですね。
――このゲームのどういった部分に注目してほしいですか?
Piotr:
原作のさまざまな小ネタやファンサービスが沢山あるので、探してみてください!またプレイヤーの選択が重要になることや、人々への接し方がエンディングに影響することを覚えておいてください。
――PS5版の発売が日本で近いですが、PS5だからこそ楽しめる要素を教えてください。
Piotr:
DualSense使用時の操作感ですね。そのほか、アクティビティーカードも沢山あります。ロードはかなり速いですし、DualSenseといえばアダプティブトリガーにも注目してほしいです。
――『ロボコップ: ローグ シティ』は技術面でも評価されています。もっともウリとなるところはどこでしょうか。
Piotr:
Unreal Engine 5を使っていることです。NatiteやLumen、Virtual Shadowsなど、UE5の優れた機能をすべて活用してます。だからこそ、フレームレートを落とさず優れたビジュアルを表現できてます。
――日本版をプレイするのを楽しみにしているプレイヤーに、メッセージをお願いします。
Piotr:
「ロボコップ」を引用するなら“Your move, creep !”(お前の番だ!)
――ありがとうございました。
『RoboCop: Rogue City(ロボコップ: ローグ シティ)』は、PC(Steam)/海外PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。国内PS5版は、3gooより11月30日に発売予定だ。