PS5、ホリデーシーズンに向け「発売以来最大の供給量」を用意。新モデル発売・在庫十分で年末商戦に臨む

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11月7日、今年のホリデーシーズンではPlayStation 5に発売以来最大の供給量が用意されることを明かした。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11月7日、PlayStation.Blogにて、今年のホリデーシーズンではPlayStation 5(以下、PS5)に発売以来最大の供給量が用意されることを明かした。


PS5は2020年11月12日に発売された据え置きゲーム機だ。画面解像度4Kおよびフレームレート120fps出力に対応。作品によってはリアルタイムレイトレーシングにも対応している。また統合されたカスタムI/O(Input/Output・入出力)により、SSDからのデータの読み出しが非常に高速になっているとされる(公式サイト)。

さらに11月10日には新モデルが発売予定。従来モデルの性能や機能はそのままに、本体サイズを30%以上小型化したモデルだ。また重量に関しても、ディスクドライブ搭載モデルが18%、デジタル・エディションが24%の軽量化をそれぞれ実現。さらに、本体内蔵のSSDストレージは1TBへと増量されている。またUltra HD Blu-rayディスクドライブが着脱可能となる点も大きな特徴だ。

発売3周年および新モデル発売が迫るなか、PlayStation.BlogにてPS5対応の注目タイトルや周辺機器を紹介する記事が公開された。そして記事の中で、新モデル登場後となるホリデーシーズンではPS5発売以来最大の供給量になる見込みであると明かされている。


PS5は発売後から約2年にかけて品薄状態が続いていた。各ストアでは会員向けの抽選販売などもおこなわれたほか、希望小売価格から大幅に値をつり上げた転売も横行していた。ソニーグループの2021年度通期の業績発表ではPS5本体販売台数の見通しが下方修正。半導体不足の影響や、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な物流の混乱などが供給上の制約となっていたようだ。

一方で昨年末から今年初めにかけては、大型小売店やオンラインストアでの抽選なしの一般販売も開始。今年7月にはPS5の累計販売台数が4000万台を突破した。サプライチェーンの整備に時間を要したものの、十分な在庫を揃えられるようになったことが伝えられていた。


今年になって供給不足の課題を解決したと見られるPS5。新モデル発売後には、過去最大の供給量をもってホリデーシーズンを迎えることになるようだ。ユーザーベースがさらに拡大されるPS5に向けて、2024年にはどのような作品展開が予定されているのかも注目される。




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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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