運と駆け引きのボードゲーム『日本式打天九』11月22日発売へ。「丁寧チュートリアル機能」で伝統ゲームを分かりやすく遊べる

Castle Box Gamesは10月10日、『日本式打天九』を11月22日に発売すると発表した。中華圏の伝統ゲーム「打天九」をもとにしたデジタルボードゲームだ。

デベロッパーのCastle Box Gamesは10月10日、テーブルゲーム『日本式打天九』を11月22日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『日本式打天九』はシングルプレイ向けのデジタルボードゲームだ。天九牌と呼ばれる牌を用いて、相手より強い牌を出すことを目標とする。プレイヤーには8枚の牌が配られ、順番に牌を出していく。1巡は手番を取った親から順に反時計回りに進行していき、1巡ごとに勝った人が先手番を獲得する。最後の1巡でもっとも強い牌を出したプレイヤーの勝利となる。

牌には文牌、武牌の種類があり、それぞれ強さが決められている。たとえば文牌では、赤い丸と白い丸が6個ずつある「天」、赤い丸が上下に1個ずつある「地」、赤い4個の丸が上下にある「人」……というような順番で強さが決まっている。これは武牌についても同様で、こちらは色に関わらず丸の数で強さが決まっている。

はじめに場に出された牌が文牌であれば、その巡目では文牌しか場に出せず、かつ出された牌より強いものを出さなくてはいけない。もちろんそのルールでは該当する牌がないこともあるが、そのときは適当な牌を裏返しにして出すことで、その巡目を降りることができる。

ただ最後の1巡の勝負に参加するためには、途中の巡目で最低1度は勝利していないといけない。そのため、どのように牌を出していくか、どの巡目で勝ちを獲得しておくか、といった駆け引きが重要になってくるだろう。


本作では中華圏で遊ばれていたオリジナルの「打天九」に、「日本式」としてアレンジを加えたという。遊ぶ回数などに日本の麻雀の一部ルールや表現を用いて、「打天九」という馴染みの薄いゲームに対するハードルが下げられているようだ。

また本作では「打天九」をまったく知らない人に向けて、プレイしつつ説明を読むことのできるチュートリアルが搭載されている。牌の強さの順番や種類、複数個出す際の出し方などはプレイ中にも確認することができるので、場に出ている牌の強さを把握しながら遊ぶことができる。

ほかにも、プレイスタイルの異なる複数NPCや、ゲームプレイの統計、集計機能なども準備されている。ゲームをプレイする際には、遊ぶ局数をルールで変更することも可能だ。実績やプレイの評価による「経験値」システムも用意されているので、実績開放や高評価を目指してプレイするのもいいだろう。


そして本作は現在Steam上で開催されている「Steam Nextフェス」に参加している(関連記事)。ストアページでは体験版が公開されており、チュートリアルの一部と、NPCとの対戦が利用可能だ。なお製品版配信後にはアップデートも検討されているとのこと。ユーザーからのフィードバックに目を通しながらサポートされていくようだ。今後のウィッシュリスト数などの状況によっては、マルチプレイへの対応もより前向きに検討されていくとのこと。

日本式打天九』はPC(Steam)向けに11月22日に発売予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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