人気の“『ダークソウル』っぽいトイレ紹介アカウント”が「『アーマード・コア』風トイレ」を紹介し注目集める。でもやっつけ感がすごい

Xアカウントのdark souls toiletが9月9日、“『アーマード・コア6』風のトイレ”を投稿して注目を集めている。「フロム・ソフトウェア作品を彷彿とさせるトイレ写真」を投稿することで、海外ユーザーを中心に人気を博すアカウントだ。

X(旧Twitter)アカウントdark souls toiletが9月9日、“『アーマード・コア』風のトイレ”とする画像を投稿して注目を集めている。dark souls toiletは“フロム・ソフトウェア作品を彷彿とさせるトイレ写真”を投稿することで、海外ユーザーを中心に人気を博すアカウント。最新作『アーマード・コア6』が発売されたばかりの本シリーズにちなんだのトイレがラインナップに加わったかたちだ。


『ダークソウル』は2011年に発売の、フロム・ソフトウェアが手がけたアクションRPGだ。呪われた不死が現れ始めた世界にて、不死である主人公はロードランの地を巡る旅を繰り広げる。ダークな世界観と歯ごたえのある難易度といった、硬派なゲームデザインが国内外で高評価を獲得。シリーズ展開がなされ、今なお多くのファンに愛されている。

一方dark souls toiletは『ダークソウル』シリーズをはじめ、さまざまなフロム・ソフトウェア作品におけるシチュエーションを感じる“トイレの写真”を投稿しているXアカウントだ。2019年2月から活動を始めており、これまでフロム・ソフトウェア作品を想起させるトイレを数多く投稿。本稿執筆時点でフォロワー数17万人を誇る人気アカウントとなっている。

そんなdark souls toiletが先月8月30日に新たな画像を投稿。トイレの写真に「Dark Sun Gwindolin(陰の太陽グウィンドリン)」のボス名と体力ゲージが添えられている。『ダークソウル』のボスであるグウィンドリン戦は、左右に柱の立ち並ぶ長い廊下が舞台となる。同じく左右にずらりと小便器が並んだ長いトイレを見ると、何となく奥から魔法が飛んできそうな気もする。そうなったら小便器の陰に避難することになるだろうか。

そんな画像と共にdark souls toiletは「『アーマード・コア』のトイレもまもなく公開」と告知。同アカウントはこれまでにも『ダークソウル』シリーズ以外のフロム・ソフトウェア作品風トイレを紹介しており、新たに『アーマード・コア』風のトイレ画像がお披露目されることが発表されたわけだ。そして本日、満を持して『アーマード・コア』風のトイレ画像が投稿された。投稿後約1時間となる本稿執筆時点ですでに2000以上のいいねが寄せられ、注目を集めている。

dark souls toiletが投稿した『アーマード・コア』風とするトイレは、どちらかといえばいわゆる“スーパーロボット”的なデザイン。金と白を基調としたエレガントかつメカニカルな姿をしている。便器部分から金色の機体がそびえており、両肩の翼のようなパーツに包まれながら用を足すことになりそうだ。なおやたらと豪華なものの、便座の蓋は見られない。ちなみに写真には『アーマード・コア6』内のミッション開始時の戦闘モード(COMBAT MODE)起動時の演出がコラージュされており、dark souls toiletはこの画像素材を用意するのに苦労していたようだ。ただし、あまり『アーマード・コア』らしさがなく、やっつけ感も漂う画像には不満を述べるユーザーも散見される。もっと『アーマード・コア』っぽい便器に期待を寄せたい。

ちなみにdark souls toiletはこれまでにも数多くの投稿をおこない、注目を集めていた。たとえば下記の投稿では、床が大きくうねっているトイレの写真を紹介。『ダークソウル3』に登場するエリアに見立てて、「The Dreg Heap(吹き溜まり)」とのテキストを添えている。歪んだ床に敷き詰められたタイルは、建物がうねりながら乱立する吹き溜まりの情景を想起させる……かもしれない。

そのほか同アカウントは、2連結トイレの写真を投稿。これまた『ダークソウル3』に登場するボスに見立てて、兄王子ローリアンと王子ロスリックのボス名と体力ゲージが盛り込まれている。ローリアンは病弱なロスリックを背負いながら戦うボスだ。二位一体ともいえる出で立ちが2連結トイレと重なるかはともかく、どこにあるのか気になる珍妙なトイレである。

dark souls toiletはほかにも『ダークソウル』シリーズに限らず、さまざまなトイレの写真にフロム・ソフトウェア作品におけるゲーム内テキストなどを添えて投稿。いずれも作中の要素とほんのり共通する部分があるトイレ画像となっている。現実のトイレが、偶然にも同スタジオ作品の特徴的な世界観と重なる状況のシュールさからか、大きな注目を集めているのだろう。

*チューバのような管楽器風便器が並ぶトイレを『エルデンリング』の王都ローデイルに見立てた画像
*タコが入り込んだトイレに「Hunter’s Dream(狩人の夢)」のタイポグラフィを添えて『Bloodborne』風トイレとして紹介する画像

そうした4年以上にわたる活動が実を結び、dark souls toiletは今やフォロワー数が17万人を突破する人気アカウントに成長。先述の『アーマード・コア』風トイレのお披露目と共に、フォロワーたちへの感謝も綴られていた。

なお『アーマード・コア』シリーズでは、先日約10年ぶりの新作『アーマード・コア6』が発売されたばかり。記念すべき『アーマード・コア』新作の発売に際して、dark souls toiletも同作風のトイレを紹介したかたちだろう。

世界は広く、トイレも多種多様。想像もつかない状況におかれたトイレは、時にフロム・ソフトウェア作品をほんのり想起させる場合もあるようだ。 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コア6)』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。

※The English version of this article is available here.

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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