オープンワールド吸血鬼ゲーム『V Rising』新大型アプデは「Secrets of Gloomrot」に。複数階建ての城建築機能も盛り込み
Stunlock Studiosは3月8日、『V Rising』の初の無料大型アップデートの名称が「Secrets of Gloomrot」になると発表した。本アップデートは5月に配信予定となっている。
『V Rising』は現在早期アクセス配信中のオープンワールド型のアクションRPGだ。本作の主人公は、人類の手によって滅びの寸前まで追い込まれ、長らく眠りについていた吸血鬼だ。目覚めた主人公は、覇権を取り戻さんとして世界を探索し、力をつけて領地を拡大していく。吸血鬼ゆえ昼間の日差しには弱く、敵は多い。しかしクラフトや建築要素も活用しつつ戦いを重ねて、強大なる吸血鬼の力を取り戻していくのだ。
Steamユーザーレビューには本稿執筆時点で5万2000件以上の評価が集まり、うち88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。開発元のStunlock Studiosは今年1月26日に売上300万本到達を報告しており、高い人気を誇る作品だ。
このたび、本作初の無料大型アップデートの名称が「Secrets of Gloomrot」となることが発表された。本アップデートでは新たなバイオームとしてGloomrotが登場。汚染された渓谷や、雷に打たれて焼けただれた高地が登場するという。また本バイオームはGloomrot SouthとGloomrot Northという2つのエリアに分かれており、各エリアにはさまざまな敵やチャレンジが用意されているとのことだ。
発表にあわせて開発者ブログ「Dev Update #18」も公開。同記事では「Secrets of Gloomrot」を含め、本作には3つのコンテンツ追加アップデートが予定されていることが明かされた。また「Secrets of Gloomrot」には、Dev Updateの#15~#17にわたってお披露目されてきた要素がすべて含まれるとのこと。直近となるDev Update #17では、スペル(キャラクターアビリティ)性能に変化を与える「ジュエリー」などの追加コンテンツが紹介されていた(関連記事)。
さらにDev Update #18では、以前から予告されていた新要素「城の複数階建て」機能についても、「Secrets of Gloomrot」にて実装予定であると示された。同機能では新たな種類の階段(Stairs)が登場し、設置することで上層階への経路として機能するそうだ。階段を上がって上の階に床を設置するかたちで、複数階建ての拠点を構築できるという。また階段はヴァンパイアの魔法の力により驚くべき安定性をみせ、敵の吸血鬼によって支柱を破壊されてもフロアが落ちたり城が壊れることがないと、開発元はややメタな補足を入れている。
また小規模な範囲で機能するテレポーター(teleporters)も登場。2つの装置が対になっており、双方向に瞬間移動可能だそうだ。なお攻城戦を受けている際には、城内に攻め込まれるとテレポーターの機能が失われるという。
そのほか遊びやすさ(Quality of Life)を高める試みとして、建築時のUIにも手が加わるそうだ。スクロールの必要な長いリストの代わりに、ひとつのアイテムに色やスタイルのオプションを用意し、プレイヤーがほかのアイテムを追加していくような機能が用意されるという。これによりUIがシンプルになり、さまざまなバリエーションの建築パーツを容易に選択可能になるとのこと。
5月の配信に向けて名称が「Secrets of Gloomrot」に決定した、本作初の無料大型アップデート。本アップデートを含め、現時点では本作に向けて3回のコンテンツ追加アップデートが計画されていることも明かされた。本作の新展開に関する今後の続報にも期待しておこう。
『V Rising』は、PC(Steam)にて早期アクセス配信中。