銭湯ホラー『地獄銭湯』Steamで10月1日配信へ。不気味な銭湯で恐怖に見舞われる、チラズアート新作

国内のゲーム制作チームChilla's Artは9月28日、『地獄銭湯(The Bathhouse)』を10月1日に配信開始すると発表した。古びた銭湯が舞台のサイコロジカルホラーゲームである。

国内のゲーム制作チームChilla’s Art(チラズアート)は9月28日、『地獄銭湯(The Bathhouse)』を10月1日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また9月22日には、動画が公開されている。

『地獄銭湯』は、チラズアートが手がけるサイコロジカルホラーゲームである。本作の舞台は、日本の古びた銭湯だ。プレイヤーは、主人公の視点から恐怖を体験。銭湯で起こる何らかの怪現象に巻き込まれていく。動画やスクリーンショットを見る限りでは、本作には銭湯以外に、近くにある公園や木造のアパートといったロケーションも登場する。また銭湯の場面では、主人公が番台に座り、利用客へ剃刀やタオルを渡しているようなシーンが確認できる。詳細は不明ながら、本作の主人公は銭湯で働くことになるのかもしれない。

Steamのストアページによれば、本作のジャンルはサイコロジカルホラーと称されている。3DグラフィックにVHS風のフィルターを重ねた雰囲気のあるリアルな環境が、没入感のあるホラー体験を演出。謎解きやサバイバル要素を交えつつ、雰囲気のある恐怖が描かれていくようだ。要素としては、本作はマルチエンディングが採用されている。また、画面を荒く表示するVHSフィルターは、オプションからオン/オフの切り替えが可能となっている。


本作を手がけているのは、兄弟でホラーゲームを制作しているという国内のゲーム制作チーム・チラズアートだ。過去作としては『夜勤事件』や『事故物件』など、多数の短編ホラー作品をリリース。ゲーム実況者やVTuberによる動画/生放送を中心に注目を集め、人気を博してきた。前作『閉店事件』においては、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー1042件中86%以上の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。プレイヤーからは、カフェでワンオペ業務に励むアルバイトパートや、一風変わった恐怖などが好評の要因となっているようだ。本作『地獄銭湯』でも先述の番台のような、テーマに沿った業務シーンが見られるのかもしれない。

本作『地獄銭湯』は、2022年4月26日に発表され、5か月以上開発が続けられてきた。2022年リリースのチラズアート作品としては、『閉店事件』に続いて2作目となる。

『地獄銭湯』は、PC(Steam)向けに10月1日配信開始予定だ。またクリエイター向けのクラウドファンディングプラットフォームPatreonでは、支援者向けにベータ版が先行配信中となっている。


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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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