『スプラトゥーン3』のロッカー装飾のアイデアどんどん広がる。プレイヤーたちの“ウデマエ”が試されるロッカー大喜利

『スプラトゥーン3』に追加された新要素であるロッカー。プレイヤーたちはそれぞれこだわったロッカーを作り上げているが、そのアイデアが日増しに進化しているようだ。

任天堂より発売中のシリーズ最新作『スプラトゥーン3』。同作に追加された新要素であるロッカー。プレイヤーたちはそれぞれこだわったロッカーを作り上げているが、そのアイデアが日増しに進化しているようだ。

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『スプラトゥーン3』のロッカーは、本作から新たに追加されたカスタマイズ要素だ。ランク4に到達することで使用可能で、ロッカールームへはロビーからアクセスできる。プレイヤーはロッカーにステッカーを貼ったり、中に物を置いたりすることが可能。海外映画に登場するハイスクールのロッカーを想像してもらえれば、わかりやすいのではないだろうか。

このカスタマイズがナワバリバトルやバンカラマッチで有利に働くということはない。しかしながら、自分のキャラクターをより自分らしく演出する要素の1つとして好評だ。一方でロッカーに貼るステッカーや入れる置物を入手するためには、ヒーローモードでのアイテムの発見や、ザッカ屋での購入が必要になる。ロッカーをカスタマイズするお金を手に入れるために、ナワバリバトルやサーモンランに挑むというプレイヤーもいるようだ。本来であればゲームのおまけである要素が、うまくゲームの本筋への導線にもなっているわけだ。

また、ロッカーを彩る数々のアイテムはゲーム内のザッカ屋で販売されているが、日替わりでラインナップが入れ替わるようになっている。そのラインナップを楽しみにして、毎日『スプラトゥーン3』を起動するようになる、という作りも巧みだ。そんな導線もあいまって、ロッカーのデザインに凝る人が跡を絶たないのだ。前回弊誌でもロッカーのアイデアを特集したが、時間が経ちそうしたアイデアも進化している。


プレイヤーたちのロッカーの中身はさまざまだ。愛用のブキやギアを見映え良く配置し、ステッカーボムが施されたクールなものや、イカのクッションを並べたピンクのロッカーといったキュートなものが作られている。『スプラトゥーン』シリーズの基本的なデザインは、ストリートカルチャーの色合いが強いものの、プレイヤーたちの発想力のおかげでバリエーションは幅広い印象を受ける。

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そんなロッカーだが、自分を表現するほかに、プレイヤーに笑いを提供する要素としても使われている。ロッカールームを訪れて扉を片っ端から開けてみれば、1つはクスッとさせられるロッカーがあるのではないだろうか。その中でも、“いにしえのかお”ことモアイがプレイヤーたちに便利に使われているのは、よく見る光景だ。帽子をかぶらされたりサングラスを付けさせられたり、はたまたシューターを突きつけられたりデンチナマズとキスをさせられたりと、モノボケのお題の1つとなっている。

ロダンの「考える人」をモチーフとしたであろう“いにしえのポーズ”や、amiibo特典で入手できるひれおくんも同様の使われ方をしているケースが多く見受けられる。扉を開いた瞬間に笑わされた人も多いだろう。


さらに、『Apex Legends』のパスファインダーをロッカー内に作り出したプレイヤーも現れている。キューバンボムやバケットスロッシャー、チャージャー類などを駆使してパスファインダーを見事に再現。その発想力には脱帽するしかない。同じ『Apex Legends』繋がりでは、ステッカーを重ね合わせてクリプトを生み出すプレイヤーも登場したようだ。ロビーから見ると、クリプトがロッカールームに佇んでいるように錯覚してしまう。


こういった形で、SNS上ではロッカーのカスタマイズアイデアが発信されている。それを見たプレイヤーが自分のロッカーに取り入れることで、今以上にバリエーションが豊かになることだろう。自分のセンスに自信がない、というプレイヤーでも、素敵だと感じたロッカーを参考にして、自分のテンションの上がるロッカーを作ってみてはいかがだろうか。

そのほかSNS上では発売当初から、ロッカーをミニチュアで作成したプレイヤーも存在。100円ショップで販売されているミニロッカーに、「スプラトゥーン3 ステッカーつきリングスナック」のステッカーや、「スプラトゥーン ブキコレクション」などのグッズを組み合わせ、『スプラトゥーン3』のロッカーを見事に再現している。モアイ像まで組み込んだプレイヤーもいるようだ。


ちなみに『スプラトゥーン3』のコラボとして、本作のラッピングが施されたAmazonロッカーが各都市部に設置されている。さまざまな形でゲーム内外で話題の『スプラトゥーン3』のロッカー。ゲーム中には、バトルの息抜きに眺めてみるのも良いだろう。『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに発売中だ。


※ The English version of this article is available here

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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