「アイアンマン」の新作三人称視点アクションゲームが開発中であると、EAが発表。実績あるスタジオとプロデューサーがタッグ
Electronic Artsは9月21日、「アイアンマン」の新作アクションアドベンチャーゲームを発表した。現在は開発の初期段階とのことだ。
「アイアンマン」はマーベル・コミックスにより出版されているアメリカンコミック。巨大軍需企業のCEOであるトニー・スタークが、自身の開発したパワードスーツをまとって悪と戦う物語が展開する。2008年にはマーベル・スタジオによりロバート・ダウニーJR.主演で実写映画化された。2009年にウォルト・ディズニー・カンパニーがマーベル・エンターテイメントを買収した後も映画版シリーズは継続。2010年には「アイアンマン2」が、そして2013年には「アイアンマン3」が公開された。コミック・映画ともに世界的知名度も高く、人気を博しているシリーズだ。
そしてこのたび、「アイアンマン」の新作アクションアドベンチャーゲームが開発中であることが発表された。シングルプレイ主体の、三人称視点のアクションアドベンチャーゲームになるという。物語としては、原作の長い歴史を活用したオリジナルストーリーが展開。プレイヤーがアイアンマンになりきれるような作品となるそうだ。トニー・スタークについては、カリスマ性やクリエイティブな才能に加え、複雑な性格も描かれるとのことだ。
開発を手がけるのはカナダ・モントリオールに拠点を置くEA傘下のMotive Studio。同スタジオは過去に『Star Wars Battlefront II』をEA DICEおよびCriterion Gamesと共同開発。その後『STAR WARS:スコードロン』を手がけ、現在は2023年リリース予定のリメイク版『Dead Space』を開発している。
「アイアンマン」新作ゲームの開発チームを率いるのはOlivier Proulx氏。Eidos-Montréalにて『Marvel’s Guardians of the Galaxy』のシニアプロデューサーを務めた人物だ。同じくマーベル作品をもとにしたタイトルということで、同氏の知見は活かされることだろう。またチームには『STAR WARS:スコードロン』のシニアプロデューサーを担当したJean-François Poirier氏などが参加。複数のベテランスタッフのもとで制作されているようだ。
「アイアンマン」を題材にしたゲームについては過去に、『ジャストコーズ』シリーズなどで知られる Avalanche Studiosがオープンワールドゲームとして開発を進め、頓挫していたことが伝えられている(関連記事)。今回の新作「アイアンマン」ゲームは公に発表されたこともあり、リリースに向けて円滑に制作が進むことを期待しよう。
「アイアンマン」の新作アクションアドベンチャーゲームは、Motive Studioのもとで開発中だ。