『スプラトゥーン3 前夜祭』の“チュートリアル”をやり込む人々続出。RTAにテク研究、チュートリアルだけでもうずっと遊べる
『スプラトゥーン3 前夜祭』が8月25日より起動できるようになった。本作はNintendo Switch向けアクションシューティングゲーム『スプラトゥーン3』の先行体験版にあたる位置づけとなっており、同アプリを介することで前夜祭を体験可能。先週から事前ダウンロードが開始されていた。前夜祭で体験できる「フェス」はまだおこなわれていないものの、プレイヤーたちは開始が待ち切れず研究に勤しんでいるようだ。
『スプラトゥーン3』は、プレイヤーがヒトの姿になれる不思議なイカとなり、インクを塗りあうナワバリバトルを繰り広げるアクションシューティング『スプラトゥーン』シリーズの最新作。多彩なオンライン対戦モードのほか、1人プレイモードやほかのプレイヤーと協力して「バイト」をおこなうオンラインCo-opモードが用意されている。
事前ダウンロードが開始されている『スプラトゥーン3 前夜祭』では、プレイヤーたちが3つの勢力に分かれ、自分の勢力を勝利に導くフェスが体験できる。今回の前夜祭では「いちばん強いのはどれ? グー vs パー vs チョキ」というお題が出され、そのいずれかに投票してバトルをおこなう。これまでの『スプラトゥーン』シリーズのフェスは24~72時間開催されていたが、前夜祭は体験版ということで8月28日9~21時の12時間開催が予定されている。
『スプラトゥーン3 前夜祭』は前述のとおり、体験版として配信されている。起動は可能になったもののフェスはまだ開催されておらず、できることといえばチュートリアルを進めることと今回の舞台であるバンカラ街を歩くこと、用意されたブキを確認するくらいだ。残念ながら、先日の「スプラトゥーン3 Direct 2022.8.10」で紹介されている試射場などは開放されていない。
しかし『スプラトゥーン3』を待ちわびる人々は、そんなことはおかまいなしに前夜祭を楽しんでいるようだ。 SNSでは、チュートリアルで早くも研究に勤しむ人々からの報告が挙がっている。具体的にはチュートリアルをRTAしている人がすでに現れているのだ。『スプラトゥーン』シリーズは、初起動時にチュートリアルからゲームがスタートする。本作でもそれは踏襲されているが、『スプラトゥーン3 前夜祭』のチュートリアルフィールドで、ここぞとばかりに遊び尽くそうとする人がいるのだ。 『スプラトゥーン』RTA のany%カテゴリーで元世界1位のプレイヤー・fuyo氏である。
計測区間はキャラクター作成からチュートリアルを抜けた暗転までとなっている。キャラクター作成後にチュートリアルが始まると、進行方向を無視して壁際へ。新アクション・イカノボリを駆使して大幅ショートカットを見せ、1分6秒83という記録で完走した。
ほかにも新アクション・イカノボリとイカロールを組みあわせ、壁ジャンプめいたテクニックを早くも編み出したりするプレイヤーも。ブキの仕様やテクニックをすでに研究している人々も散見される。『スプラトゥーン3』発表から約1年半もの間、本作を待ちわびてきたファンそれぞれの熱意が爆発しているのだろう。
また『スプラトゥーン3 前夜祭』では今回のフェスで使用できる26種類のブキが確認できる。前作『スプラトゥーン2』からメインウェポンの基本性能は変わらない(関連記事)ということだったが、ヒッセンなどの一部ブキはスペシャルとサブが変更されている。それらの変更に一喜一憂する人々も。そして、バンカラ街を見れば、すでにプレイヤーが投稿したイラストによって彩られている。前作から舞台を変え、広く一新された街並みも堪能してほしい。
『スプラトゥーン3 前夜祭』のフェスは8月28日9~21時に開催。本編『スプラトゥーン3』は9月9日発売予定だ。
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