『オーバーウォッチ2』における「ドゥームフィスト」「オリーサ」の変更点が明らかに。守りを固めたドゥームと、攻めっ気の増したオリーサ
Blizzard Entertainmentは4月21日、『オーバーウォッチ2』におけるドゥームフィストおよびオリーサの変更点について明らかにした。
『オーバーウォッチ2』はBlizzard Entertainmentが現在開発中のオンライン対戦FPSゲーム。前作である『オーバーウォッチ』からの変更点として、対戦人数は6対6から5対5(1タンク、2ダメージ、2サポート)へ。味方との意思疎通をより簡易にするPingシステムの導入や、本格的なPvEモードも盛り込まれている。また、前作に登場したヒーローたちについても、多くの変更やリワークが入る予定となっている。例としては、ソンブラおよびバスティオンなどの性能変更や新ビジュアルが明らかにされていた(関連記事)。
そして今回新たに、ドゥームフィストとオリーサが『オーバーウォッチ2』にてどのように変わるのかが明らかにされた。まず、ドゥームフィストについては事前に予告されていた通り、ロールがダメージからタンクへと変更。ライフが250から450へと増加したほか、ライジング・アッパーカットが廃止となり、かわりにアビリティパワー・ブロックを手に入れている。こちらは正面からの攻撃ダメージの90%を防ぐ能力で、ダメージを防ぐほどロケットパンチの速度・飛距離・威力などが上昇するとのこと。
また、アルティメット含む能力のダメージが軒並み下方修正されているかわりに、ハンドキャノンについては弾薬の供給速度が上昇。サイズミック・スラムはウィンストンのジャンプ・パックのように移動に活かしやすい挙動となるようだ。全体として、攻撃性はマイルドになったものの、トリッキーさは据え置きな印象。油断ならないタンクとなりそうだ。
続いて、オリーサについてはより攻撃性を増す傾向となっており、アビリティがほとんど入れ替わっている。フォーティファイを除く3種類のアビリティが廃止。ジャベリン(投げ槍)を使う2種類のアビリティと、新アルティメットテラ・サージが与えられている。ジャベリンは、敵に投げつけてスタンとノックバックを与えるアビリティとなっている。こちらは別アビリティとして回転させることも可能で、弾丸(原文ではProjectilesとなっているものの、ヒットスキャンを含まないかは不透明)をかき消すほか、敵を押し返し前進スピードを上げる効果もあるそうだ。
そしてテラ・サージは、廃止されたアビリティ「ストップ!」の効果を内包する能力となっている。こちらは発動時にオリーサにフォーティファイの効果が発動し、同時に周囲の敵プレイヤーがオリーサに向かって吸い寄せられる。そしてしばらくチャージした後に、範囲攻撃が発動する仕組みのようだ。そして、メインウェポンのフュージョン・ドライバーは弾薬リロード制ではなく、武器がオーバーヒートするまで射撃できるシステムになったほか、最初は大きな弾が発射され、飛翔中に小さくなっていく仕組みとなった。
フォーティファイは125の一時的なライフを獲得できるようになった一方、移動速度が20%低下するように。効果時間中、射撃によるフュージョン・ドライバーの熱蓄積を半減させる効果もついている。全体的に、より攻撃的に押し込んでいくタンクとして調整された印象だ。変更のさらなる詳細については、公式発表ページを参照されたい。
『オーバーウォッチ2』PC版PvPベータテストは4月27日より実施予定。ベータテスト参加者は抽選で決定され、応募は現在も受付中だ。