『オーバーウォッチ2』新情報公開。ソンブラはステルスハック可に、バスティオンはセントリーで移動射撃などリワーク詳細が明らかに

 

Blizzard Entertainmentは9月26日、対戦FPS新作『オーバーウォッチ2』について、『オーバーウォッチ』公式eスポーツリーグのグランドファイナル生放送で新情報を公開した。

『オーバーウォッチ2』は、Blizzard Entertainmentのマルチプレイ対戦FPS『オーバーウォッチ』の続編だ。本作については、前作の6対6から5対5(1タンク、2ダメージ、2サポート構成)へとチーム人数を変更し、4人協力の常設PvEモードを盛り込むなど多くの変化が伝えられている。今回は、『オーバーウォッチ2』リードヒーローデザイナーのGeoff Goodman氏が放送に登場し、『オーバーウォッチ2』におけるヒーローリワークについてさらなる詳細を届けた。


大きなニュースとしては、ヒーローのひとりである「ソンブラ」のリワークおよび詳細が発表された。まず、ハック能力について大幅な変更が加えられるようだ。クールダウン時間が短縮され、より頻繁に利用できるようになったほか、効果時間についても8秒とやや長くなる。一方で、敵のアビリティを阻止する効果については、ハック効果時間中で最初の1秒のみと効果時間が大幅短縮される。

一方で、ハック能力には新機能が追加されている。ソンブラにハックされた敵については味方から壁越しに見えるようになり、ソンブラの攻撃から50%の追加ダメージを食らうようになるとのこと。また、もっとも大きな変更点として、ソンブラはステルスモードを解除することなく敵をハックできるようになる。ソンブラのアルティメットアビリティであるEMPについては、敵のバリアやシールドを破壊できなくなるかわりに、最大で敵現在ヘルスの40%のダメージを与えることができる。全体的に、敵を仕留める能力を高める調整を目指しているようだ。さらなる詳細については、英語となるが『オーバーウォッチ』公式Twitterアカウントの投稿を確認されたい。

また、ヒーロー「バスティオン」については新ビジュアルが公開された。より丸みを帯びた新しいモデルは、別のヒーローであるトールビョーンのによって改造されたという設定。帽子についてもトールビョーンのお下がりということだ。性能面についても多数の変更が語られており、まず自己修復アビリティについては完全になくなるとのこと。一方で、攻撃面でさまざまな変化が盛り込まれている。

まず、壁を反射して敵に付着する投射物を発射する能力が追加される。この投射物は高いダメージと広い爆発半径を持っており、バスティオンに新たな攻め方をもたらしてくれそうだ。また、偵察モードのメイン武器については弾道が散らなくなり、発射レートが減少。より長距離射撃に向いた性能となる。そしてアルティメットアビリティについてはタンクモードではなく“砲撃モード”となる。これは、自走砲のように変形して見下ろし視点に移行、タイムリミット内ならマップ上のどこでも3箇所を空爆できる能力となる。ほかにも大きな変更点として、ガトリングガンに変形するセントリー・モードは、クールダウンの追加と引き換えに変形中の移動が可能になる。愛らしさの増した見た目と対照的に、全体的に攻撃性を増す調整がなされているようだ。詳細は公式Twitterアカウントによる投稿を参照されたい。

『オーバーウォッチ2』については、今年2021年内には発売されないことが明かされている。発売時期を含むさらなる発表に期待したい。