心理的ホラーゲーム『閉店事件』Steamにて3月19日リリースへ。夜のコーヒーショップを舞台にした、チラズアート新作
国内のインディーゲーム制作チームChilla’s Art(チラズアート)は3月17日、『閉店事件(The Closing Shift)』を日本時間で3月19日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。3月16日には、ゲーム中のワンシーンを収録した動画も公開されている。動画内の主人公は、雪の降る夜の街を背景に、店内で何らかの作業をしているようだ。
『閉店事件』は、夜のコーヒーショップを舞台にした、サイコロジカルホラーゲームである。本作の主人公は、「CHILLA’S COFEE」なるコーヒーショップで働く少女だ。ストアページによると、主人公の少女は閉店作業を担当しているという。詳細は不明ながら、従業員以外いないはずの店内や静まり返った帰り道など、閉店作業の前後で恐怖を体験するのだろう。心理的ホラーや、日本の映画からの影響も謳われており、つい後ろが気になるような雰囲気重視のゲームプレイに期待できそうだ。
また本作のグラフィックには、オン/オフ可能なVHSエフェクトを採用。アナログビデオ風の表現によって没入感が高められているという。システム面では自動セーブシステムや、サポーターコンテンツのオン/オフ機能も導入されている。
本作を開発しているChilla’s Artは、兄弟でゲームを手がけているという国内のゲーム制作チームだ。『夜勤事件』や『例外配達』など、2018年よりPC向けの短編ホラー作品を精力的にリリース。ゲーム実況の題材としても人気を得ている。
また、2021年10月にリリースされた前作『深夜放送』では、Steamのユーザーレビューにて153件中80%の好評を得て、ステータス「非常に好評」を獲得。Chilla’s Artでは初の運転要素には改善の要望が寄せられたものの、都市伝説をモチーフとしたホラー体験や、音声を使ったラジオの表現などが好評であるようだ。なお、今作『閉店事件』のリリースは、前作『深夜放送』のリリースから5か月ぶりとなり、Chilla’s Artとしては長めの制作期間となっている。
『閉店事件』は、PC(Steam)向けに3月19日リリース予定。クリエイター向けの支援サービスPatreonの支援者向けには、現在ベータ版が配信中となっている。
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