文明資源管理シム『百年王国』Nintendo Switch/Steam向けに2月3日リリースへ。限られた年数で、世界を成長させる
コーラス・ワールドワイドのインディーゲームレーベル「わくわくゲームズ」は1月20日、『百年王国』を2月3日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。価格は税込1500円。Steamでは、サウンドトラックおよびアートブックも発売される。
『百年王国』は、100年の間に世界へ文明をもたらす、ターン制の文明育成シミュレーションゲームだ。本作の舞台には、いくつか文明の無い世界が存在している。プレイヤーは世界の創造主として、神託の巫女と協力し世界を開拓。100年の間に文明を発展させることが、2人の目的となる。
創造主たるプレイヤーが行動を始めた世界には、未開拓の土地が広がっている。プレイヤーは神託の巫女とともに、まずは土地を開拓して世界を成長させていく。何もない土地に建造物を建てたり、既存の施設を改良したりなど、リソースと引き換えに建築を進めると、1年ごとのリソースの獲得量が増加。具体的には、草原に農場を作ると1年あたりの食料が5、農場を放牧地に進化させると1年あたりの食料と生産が5増える。1回の建築ごとに1年が経過するので、100回の行動によって拡大再生産を繰り返し、縦横6マスの世界の生産性を高めるわけだ。
本作には蛮族による襲撃や、ガンジーによる核攻撃といった脅威は存在しない。リソースを使ってどこに何を建てるかなど、より良い成長戦略が求められる。また100年経過したあとには、何かが待っているようだ。
要素としては、本作には5人の神託の巫女が登場する。女神の名を冠する巫女たちは、それぞれ固有の能力を持ち、建設できる施設が異なっている。初期段階では選べる巫女は限られているが、周回を重ねると新たな巫女が解放。プレイ後には経験値が獲得でき、巫女のレベルが上昇すると入手リソース量が増えるなど、世界を成長させやすくなっていく。また成長させる世界も、山岳地帯の世界や海の世界など、複数の世界が用意されている。
本作は、フリーゲーム『百年王国』をベースにパワーアップした、有償版である。元のフリーゲーム版『百年王国』は、のんちゃ氏が制作し、2017年に公開されたものだ。ふりーむ!では、2018年ダウンロード数ランキングで9位にランクインするなど、プレイヤーから高評価を獲得。「Indie Collection JAPAN#6」放送内の発表によると、パワーアップしたものを見てみたいという声に答えるかたちで、有償版が制作されてきたようだ。
具体的には、制作ツールが「RPGツクールMV」からUnityへと変更。イラスト/UIの一新や世界数の増加、巫女のレベル上限が10から100に変更などが実施されている。バランス面も見直され、“遺産をたくさん建てるゲーム”から、さまざまな手法が選べるように改善されているそうだ。また、のんちゃ氏のTwitter上では、一部の設定資料なども公開されている。
『百年王国』は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに2月3日にリリース予定。通常価格は1500円となっている。Steamからは20年ほどの期間が遊べるデモ版が、ふりーむ!からはフリーゲーム版がダウンロード可能だ。
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