ポケモン新作『Pokémon LEGENDS アルセウス』にノーマル・ゴーストタイプの脅威的ポケモン現る。弱点がなさすぎるゾロアーク
株式会社ポケモンは10月21日、『Pokémon LEGENDS アルセウス』の新情報を公開した。今回「ヒスイ地方の記録映像」トレイラーで発表されたのは、ヒスイのすがたのゾロアおよびゾロアークの登場だ。白く美しい姿もさることながら、明かされた「タイプ」を見た一部コミュニティに激震が走っている。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』はジャンルをアクションRPGとし、舞台を古の時代へと移した『ポケモン』新作だ。プレイヤーは、後の時代にシンオウ地方と呼ばれることになるヒスイ地方でポケモン図鑑作成に奔走する。本作には過去作に登場したポケモンたちが「ヒスイのすがた」として装いも新たに出現する。また、見た目だけでなく戦闘にもかかわるポケモンのタイプにも違いがある。例として、こいぬポケモンのガーディが「ほのお」タイプのポケモンなのに対して、ヒスイのすがたのガーディは「ほのお・いわ」の複合タイプとなっている。
今回のトレイラーでは、新たにヒスイのすがたのゾロアおよびゾロアークが紹介された。トレイラーのYouTubeコメント欄では「可愛い」「かっこいい」など、素直に登場を喜ぶコメントが見られる。一方で、一部コミュニティの大きな注目を集めているのが2匹のもつタイプだ。オーキド博士の証言によれば、この2匹はどちらも「ノーマル・ゴースト」の複合タイプをもっているのだ。
なぜノーマル・ゴーストタイプが注目の的となっているのか。説明不要かもしれないが、ポケモンはそれぞれにタイプをもっている。たとえば、「ほのおタイプの攻撃はくさタイプのポケモンに大きなダメージを与える」といった具合だ。逆に相性によっては攻撃が効きづらいこともあり、ゴーストタイプにかくとうタイプの攻撃を仕掛けても無効とされてしまう。こうしたタイプの相性は、『ポケモン』シリーズにおける戦闘システムの重要要素なのだ。
そして、今回シリーズ初登場となるノーマル・ゴーストは複合タイプとよばれ、両方のタイプの特性を兼ね備えている。そして結論から言えば、ノーマル・ゴーストは「弱点がなさすぎる」のだ。ノーマルタイプの弱点のかくとうタイプわざは無効化され、逆にゴーストタイプの弱点のゴーストタイプわざも無効化。両タイプがお互いの弱点を見事に補い合い、結果的に弱点となるのはあくタイプ1種類のみ。そして無効化・半減化するタイプも多い。つまり、「強すぎて登場しないだろう」とまで考えられていた複合タイプが登場したことで、ファンの大きな注目を集めているのだ。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』公式サイトでは、オーキド博士が真顔であっさりと「さらに驚くことに、この2匹はノーマル・ゴーストタイプのようじゃな」と言い放っている。一方でTwitterなど国内SNS上では、予想外の複合タイプ登場に「強すぎる」という意見が続々と投じられている。
なお、『Pokémon LEGENDS アルセウス』にはプレイヤー同士の通信対戦要素は実装されないと予告されている(関連記事)。突如としてあらわれたノーマル・ゴースト複合タイプが対戦で猛威を振るうことはなさそうだ。逆に、対戦がないがゆえの“強タイプ”登場とも考えられる。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』は、Nintendo Switch向けに1月28日発売予定だ。なお、今回紹介されたゾロアおよびゾロアークについては、近日中に詳しい情報を伝えるとのこと。
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