変身オープンワールドRPG『Cassette Beasts』正式発表。ドット絵と立体空間で描くレトロ可愛い冒険活劇

パブリッシャーのRaw Furyは10月19日、2.5Dターン制RPG『Cassette Beasts』を発表した。『Cassette Beasts』は、オープンワールドを舞台にしたターン制バトルRPGだ。

パブリッシャーのRaw Furyは10月19日、2.5Dターン制RPG『Cassette Beasts』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびNintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|Sで、Xbox Game Passにも提供予定。価格および発売日は未定だ。本作は昨年から開発が伝えられており、このたびRaw Furyがパブリッシング担当としてアナウンスされたかたちだ。
 

 
『Cassette Beasts』は、オープンワールドを舞台にしたターン制バトルRPGだ。本作の大きな特徴のひとつが、カセットテープを利用した変身システム。本作のキャラクターたちは、モンスターをテープに記録して再生することで、さまざまなモンスターに変身できるのだ。さらには変身後の合体も可能になっており、組み合わせに応じた見た目と特徴を得られる。本作には120種類のモンスターが登場予定で、組み合わせは1万4400種類にも及ぶという。プレイヤーは多彩な変身を駆使してモンスターとのバトルに挑む。また、一部モンスターの能力については、戦闘に役立つのみならず後述のオープンワールド探索要素にも絡んでくるようだ。
 

 
『Cassette Beasts』の舞台となるのは、不思議な生物やモンスターが住まう離島New Wirralだ。謎解きやダンジョンが点在する島だ。島の探索では一部モンスターの能力を利用できる。滑空や遊泳および壁登りなどさまざまな移動手段もたらす能力や、キャラクターを透明にしたり磁性化して磁石にするような能力もあるとのこと。特殊な能力は探索や謎解きに活かされることだろう。

本作はキャラクターなどは平面のピクセルアートで描き、ステージは奥行きある3Dモデルで作り上げる、いわば「2.5D」描画を採用している。キャラクターにはピクセルグラフィックのほか、会話中の「立ち絵」も用意されているようだ。また、仲間たちと共に時を過ごすことで絆を深める要素もある。キュートに描かれた島のなかで、キャラクターたちがどのような交流や冒険を見せるのだろうか。
 

 
『Cassette Beasts』開発元のBytten Studioは、イギリスを拠点とするインディーデベロッパーだ。同スタジオを創設したのは、ゲームスタジオChucklefishに勤めていたJay Baylis氏とTom Coxon氏。両名は『Starbound』および『Wargroove』といった人気作に携わっていたとのこと。本作にも、人気タイトルに携わった経験が活かされることだろう。また、本作公式サイトではほかのスタジオメンバーとして楽曲コンポーザーのJoel Baylis氏が紹介されている。

Bytten Studioは昨年にはアクションRPG『Lenna’s Inception』をリリースしており、Steamユーザーレビューでも好評を受けている。また、本作『Cassette Beasts』については発表自体は昨年なされていた。当時公開されたトレイラーは記事執筆時点で6万5000回以上再生されており、本作に興味を持つユーザーも多そうだ。
 

 
『Cassette Beasts』はPC(Steam)およびNintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S向けにリリース予定。Xbox Game Passにも提供予定だ。価格および発売日は未定。また、itch.ioにて本作の合体システムを紹介するデモが公開されている。PC版については同プラットフォームでも配信される可能性はありそうだ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

記事本文: 1867