『FF14』新拡張「暁月のフィナーレ」メインシナリオは石川夏子氏が担当。「漆黒のヴィランズ」メインシナリオやクリタワ関連クエストを手掛けた人物の続投に

 

スクウェア・エニックス運営のMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)の新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」にて、メインシナリオライターに石川夏子氏が続投することが明らかになった。海外メディアfanbyteのインタビューにて、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が語っている。 
 


石川氏は、2019年に発売されて多くのゲームアワードを受賞した拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」にて、メインシナリオライターを務めた人物だ。そのほかにも、暗黒騎士ジョブクエストやクリスタルタワー関連クエストなど、プレイヤー人気の高いサブクエストを手掛けていることでも知られている。 

Fanbyteのインタビューにて吉田氏は「彼女は元気に(そしておそらく少し必死に)、あらゆるキャラクターのすべてのセリフに関して執筆へと心血を注いでいます。もちろん、メインシナリオは彼女1人で作成しているわけではありません。『漆黒のヴィランズ』と同様に、最高のストーリーを描くために開発チームの各メンバーが努力しています。お楽しみに!」と話している。 

『FF14』のリリースから続いてきた「ハイデリン・ゾディアーク編」は、2021年秋発売の新拡張「暁月のフィナーレ」パッチ6.0で完結することが発表されている。すべてを1人で執筆しているわけではないにせよ、評価の高いシナリオを手掛けた石川氏の起用は、長く続いてきた物語の“フィナーレ”を描ききるための最高の人選と言えるだろう。『FF14』のプレイヤーコミュニティでもこの発表を喜ぶ声が多く見受けられ、暁月のフィナーレのシナリオへの期待はより一層高まっている。 
 

 
また、拡張パッケージ発売後に定期的にリリースされる大型アップデート(パッチ6.1~)からは、ハイデリン・ゾディアーク編に次ぐ新編がスタートする。石川氏はTwitter上で「6.1からの新シリーズでは、後輩たちに好きなことを思う存分やってもらいたい!ので、星と命の物語をENDまで語り終え、皆様を新しい物語へ送り出すのが私の役目です」と語っている。パッチ6.1以降の石川氏が完全に裏方に回るのかどうかは定かでないが、後輩育成に重きを置くスタンスでいるようだ。 
 

 
『FF14』の拡張パッケージである「暁月のフィナーレ」は2021年秋発売予定だ。 

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