魔法農園運営シム『Ritual of Raven』発表。ハーブ栽培は使い魔にお任せ、儀式したり異世界から物集めたりの気まま魔法使いライフ

パブリッシャーのTeam17は8月16日、『Ritual of Raven』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

パブリッシャーのTeam17は8月16日、『Ritual of Raven(リチュアル・オブ・レイブン )』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、2025年配信予定。Steamストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Ritual of Raven』は魔法世界を舞台とする農業シミュレーションゲームだ。プレイヤーは異世界から召喚された魔法使いとなり、カラスの使い魔とともに魔法のハーブ園を運営していく。

本作の舞台となる世界ではもともと魔法が存在しており、異世界とつながるポータルを開くという野心的な計画が実行された。しかし儀式は予測不能な結果に終わり、関わった人たちはそれぞれ大切なものを失ってしまう。そんななかプレイヤーは不安定なポータルによって招かれた異世界からの来訪者となり、ポータルを安定させるのを手伝うことになる。そうしてプレイヤーは新たな儀式をおこなうため、魔法のハーブ園を運営することになるが、本作では自分で農業をおこなうわけではないそうだ。かわりに、アルカナ・コンストラクトなる魔法の存在に働いてもらうことになるという。

アルカナ・コンストラクトは手足の生えた花瓶のような見た目をしており、プレイヤーの指示に従ってくれるという。ゲーム的には、行動が記されたカードのようなものを割り当てて、作業を指示していくことになるようだ。カードは指定位置まで移動、水やり、収穫といったものが存在しており、組み合わせることで一通りの作業をおこなわせることができる模様。複数のアルカナ・コンストラクトを集め、それぞれ指示を出して自動で作業させていくことになるようだ。


主人公が持つという影の書には、儀式に必要な草花が記載されているそうで、プレイヤーはそれらを集めていくことになるようだ。一方、影の書には欠落している部分があり、失われた知識を探す必要もあるという。また本作にはしゃべるカラスや魔女など、風変わりなキャラたちが登場するとのこと。隣人たちと交流を深めることで、貴重な素材を交換できたりもするそうだ。いろんなキャラと仲良くなりながら世界を探検し、儀式をこなしていくことになるのだろう。

本作はストーリーベースの作品となることが謳われており、基本的には物語を追っていくことになると思われる。一方でポータルから異世界の不思議な遺物を集めたり、クリスタルを抽出して融合させたりとコレクション要素も用意。また自分の農園だけでなく、世界の好きな場所にデコレーションアイテムを配置して、自由に飾ることができるという。自分好みの世界を創り上げる、自由なスローライフを楽しむこともできそうだ。


本作を手がけるSpellgarden Gamesはドイツ・シュトゥットガルトに拠点を置くゲームスタジオだ。過去にはステッカー屋さん経営シム『Sticky Business』を制作している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約4000件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。オリジナルのかわいいステッカーを作るゲームプレイや、お客さんとの心温まる物語などが好評を得た。本作『Ritual of Raven』でも、かわいらしいアートスタイルは健在の様子。ストーリー部分でも同スタジオの経験が活かされていることだろう。

『Ritual of Raven』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに、2025年に配信予定。Steamストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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