国境防衛アクションSTG『溶鉄のマルフーシャ』Steam版は“日本での売上が約70%”。それでもコンソール版含めて売上20万本の大台達成

hinyari9氏は8月20日、『溶鉄のマルフーシャ』について販売本数が20万本を突破したことを発表した。なおSteam版では、販売本数の約7割が日本での売上とのこと。

個人ゲーム開発者のhinyari9氏は8月20日、『溶鉄のマルフーシャ』について販売本数が20万本を突破したことを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Nintendo Switch。なおSteam版では、販売本数の約7割が日本での売上とのこと。

『溶鉄のマルフーシャ』は、少女たちが国境の門を守って戦う、拠点防衛シューティングゲームだ。Steam向けには2021年8月27日にリリースされ、コンソール向けにはPLAYISMから2023年4月6日に発売された。本作の舞台は、周辺国と戦争状態にある軍事独裁国家カゾルミア。主人公の少女マルフーシャは、国境の門を守る衛兵だ。かつてマルフーシャは、カゾルミアでパン屋の店員として働いていた。しかし、ある日兵員不足により徴兵され、衛兵として戦うことになってしまう。本作では、マルフーシャが敵国の機械兵と戦う姿が描かれる。


本作については、世界観やクオリティの高いドット絵が好評。また拠点を防衛するシューティングアクションのテンポの良さなども高い評価を受けている。Steamユーザーレビューにおいても、本稿執筆時点で約2350件中93%の「非常に好評」ステータスを獲得するなど、その人気がうかがえる。

そんな本作の売上本数が20万本を突破したことが明かされたかたちだ。発売から約3年経ち、じわじわと売上が伸び続けていた模様。

なおhinyari9氏によれば、Steam版での販売本数は日本からが72%で1位、続いて中国が9%で2位。3位は韓国で4%となっている。コンソール版での内訳は不明ながら、日本を中心とした東アジアで特に人気を博しているようだ。


しかしながら英語圏でも一定の評価を獲得しているようだ。Steam Scoutを確認すると、総レビューの約2割、447件が英語でのレビューとなっている。英語でのレビューでは好評率が96%を記録しており、広く好評を博している。20万本の売上達成にあたっては、そうした世界的な人気も手伝ったのかもしれない。

溶鉄のマルフーシャ』はPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Nintendo Switch向けに販売中。ちなみにhinyari9氏が手がける本作の続編『救国のスネジンカ』は、8月27日にPC(Steam)向けに発売予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 932